小和田駅

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 JR飯田線屈指の秘境駅である小和田を、1年半ぶりに訪れてきた。

 昨年1月に訪れた時は、交換設備があったが、その直後に上りホーム側のレールが撤去された。使われなくなったホームは、これから徐々に朽ちていくのだろうか。

 詳細は以下から。

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ホームからの眺め。天竜川と山以外は何も見えず、人工建築物は一切ない。これぞ秘境駅だ。

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駅舎から外に出る坂道から。こちらは2つの建物が見える。右は、今は廃墟となった製茶工場跡。中をのぞくと、それほど古くないスリッパが見えた。誰かが中に入ったのだろうか? 左の小さな建物は、「小和田」雅子さんの成婚にあやかって、この地で結婚式が行われた際に作られたカップル用の小屋、らしい。

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駅前からの眺め。画面中央やや右側の山の中に、白い点が見える。ここが、小和田駅周辺唯一の民家。「駅前通り」を歩いて行くとこの民家にたどり着く。今でも、夫婦が生活しているようだ。

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「駅前のメインストリート」。絶対に車は通れない。道なき道を、虫たちと戦いながら進んでいく。左は崖で、本気で危ない。いったい、どこまで行くんだと思った頃……。

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橋が現れる。立派な橋だなあと思って近づくと、

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完全に崩壊していた。この道は、ここで行き止まりだ。

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ちなみに、唯一の民家がある地点で道は二手に分岐しており、坂を上っていく方の道をたどると、約40分で集落に出るらしい。こちらも、かなりすごい道。ていうか、足の下は崖だ。

本当にまあ、よくもこんなところに駅があるものだ。それでも、2時間に一本ある列車に乗れば、簡単に行けてしまうのが、面白い。

コメント

  1. OBA3 より:

    お久しぶりです。
    小和田駅は以前飯田線乗車時に僕も通りました。
    停車時間が1分ほどだったので、日帰りで帰るギリギリの計画では下車はできず、ホームに足を降ろした程度でした。
    しかし電車の中からでもその風格は確実に伝わってきて、駅のホームにもその道の方々がわんさか…・w・; 普段はみられない賑わいを見せていました。
    今度はゆっくりと、味わいに行きたいものです。
    …ああ、あっちにも行きたい、こっちにも行きたいorz

  2. かんりにん より:

    どうもどうも、めちゃくちゃ遅くなりました。
    小和田、いいところなんですが、さすがに初夏ということで虫さんたちがわんさかいました(笑)。
    飯田線は、途中下車すると印象が大きく変わります。
    ぜひまた行ってみてくださいね。