医療保険を検討している。
この三十数年間、ほとんど病気らしい病気をしたことがない。入院した経験は、小学生のころの1回だけだ。
だが、30代半ばのフリーライターである僕には、万が一の時何の保証もない。
そろそろ民間の保険に加入するべきだろう。
そう思っていたある日、事務所にN社の外交員が飛び込み営業に来た。正直、最近はやりの外資系A社を考えていたのだが、せっかくなのでこちらにも見積もりを頼んでおいた。
今日は、N社の説明を受ける日。待ち合わせの喫茶店に入ると、おばさんが二人、並んで座っていた。僕が外資系A社と比較検討していることを知って、上司が出てきたようだ。保険のおばさんが二人並ぶ姿は、なんだか迫力がある。取って喰われないように、気をつけなくては。
上司と称するおばさんのセールスは、さすがに上手かった。一瞬N社に決めようかな、と思わせるほどだったが、もちろんトークに流されるわけにはいかない。細かいことをあれこれ質問し、持ち帰って検討することにする。全体的に、保険料は割高だが大きな病気をしたときに有利なN社、病気をしようがしまいが負担が公平で、その分安いA社という印象だ。
30分ほどで保険の話は一段落し、僕の仕事の話題になった。
保険のおばさんが二人、という時点でイヤーな予感がしていたのだ。
「え! 韓国の記事を書いてらっしゃるんですか? わたし、冬ソナの大ファンなんですよ!! きゃー!」
やっぱりなあ。
それからの1時間は、冬ソナ・ハングル・韓国料理と3点セットの話題で盛り上がった。当然、「あいうえおから始めるハングルBOOK」も売り込んでおく。
「そのハングルの本必ず買いますよ!!」
いったい、どちらが営業に来たのやら。
A社とN社のどちらにするかは、今週末に決断するつもりだ。
↓おまけ
僕の唯一の入院経験。その原因として正しいものを、次の3つから選びなさい。
1:ゴ×さんの出現にたまげて階段から転落。
2:ネコに引っ掻かれて負傷。
3:姉に殴られ骨折。
ヒント:入院日数は10日。最後はメスを入れられ死ぬ思いをした。
コメント
私はたぶんそのN社の職員だったことがありますよ。
独身でローンも抱えてないなら
あんまり大きな(死にそうになったら数千万)保障はなくて、
掛け捨ての入院と手術保障がついた
外資系のやつがいいと思います。
外資系と日本の保険会社では
保険金が下りる病気(ガンなど)の細かい定義が違ったりするので
家族や親族の病気の傾向や自分の体質なども分析して
じっくり考えたほうがいいですよ。
それから、入院してもすぐには保険金は下りませんから
やっぱり手元に現金が一番安心です!
カゲリさんのことだから
2.猫ちゃんに引っかかれて入院
でしょう。
うちは県民共済(トーキョー都は都民かな?)にしています。安いと思うのですが...
確かにmanamiさんがおっしゃる通り、実際の場合はどうなんでしょうねぇ~
2の「ねこひっかき病」だと思います。
うちの弟も入院しました。
猫嫌いの父に病名が知れると猫が迫害を受けるので、
その病名のことを父は知りません。
>>manamiさん
さすがに詳しいですね。
僕もその線で検討しています。
家族や親族では、不思議なことに?大病をした人がほとんどいないので、なかなか比較できません。血のつながりがあって、癌にかかった親戚は身近にはいないようです。
良いことなんですけどね。
>>320
都民共済も検討しているんだけどね。
入院4日免責ってのがネックかなあ、と。
1泊からの医療特約つけると、外資系掛け捨てとほとんど変わらなくなってしまいます。
まあ、5日からでも充分っちゃ充分なんだけど。
>>たなかさん&manamiさん
正解です(^^;
自分にとっても非常にタイムリーなネタなのでコメント入れさせて頂きました。
時が経つのが早いもので、生保の更新時期まで残り1年になりました。
(ちなみにD社です。)
恥ずかしながら保険についてまったく無頓着に過ごしてきたものの、
これを機に調べてみると実に色々な商品があると知り、安い他社に乗り換える事にしました。
面倒なのは、別の商品への転換を勧める攻勢に来ているD社担当に断りを入れる事です。
(きっと、熱い説得攻撃になるんだろうなぁ:苦笑)
私が外資系がいいと言ったのは
独身なら「掛捨」保険がいいんじゃないかという意味です。
日本の生保は定期保険付終身保険の
余命○ヶ月と診断されると数千万下りるというタイプを
だいたいが勧めていると思うので。
わたしも県民共済はいいと思い入ってます。
内容の割りに安いし
利回りがいいとお金が戻ってきたりするし。
あと、せっかく長く入っている保険があるときは
簡単に解約するともったいないことがありますよ。
まず、若いときに入ると保険料は安いし、
貯蓄部分は加入時の利率で利子がつくし。
それに3年に1度くらいで国内生保は新商品が出ていると思うので、いいとこだけを残して
一部解約とかもできるし、保険金の減額もできます。
また、解約してもやっぱり解約したくなかったと思えば
解約後数ヶ月以内だったら元の保険に戻れるはずです。
フィナンシャルプランナーとか、
いろんな会社の保険を扱う代理店さんがいるとろころで
その保険の「メリット」はもちろん
「デメリット」を聞いて納得した方がいいと思います。
保障が充実していても
最近は日帰り手術もあるし、入院も短いし・・・
やっぱり「万が一」のときの「保険」だと割り切れる月々の額が一番です。
長くなって、すみません。
私が働いていたときとは変わっていることもあると思いますが、
いろいろ見てきたので
私が関われる人にだけでも、
保険のことで、イヤな思いをしたり
損をしてほしくないと思ってます。
manamiさんのコメント
たしかにという部分が多いですよ。
私も職歴転々としてますがN生命で働いてましたよ。
受け持ったお客さんの怪我率の高すぎでしたが・・・(笑)
保険業時代に無加入でしたし そろそろと思ってます。
いいのがあれば私にもご紹介を♪