これぞ携帯ゲーム機、GAMEBOYmicro

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本当に小さい(ていうか、僕の指デカすぎ)、GAMEBOYmicro

 GAMEBOYmicro、気に入った。
 気に入ったので、久しぶりにヨドバシカメラのゲーム売場に行ってみた。

 ……なんですか、この人だかりは。

 みんな、手に手にNintendoDSを持っている。
 NintendoDSを買おうという人が集まっているわけではない。そもそも、DSは大変な人気で、全国でほぼ完全に品切れ状態。最盛期のファミコン並みに手に入れづらくなっている。

 この人達は、自分のDSをヨドバシカメラに持参して、店の中や外で動かしているのだ。それも、子どもたちだけでなく、おばさんとか、おにーちゃんやおねーちゃんが、子どもと一緒にDSをいじっている。

 よくわからないけど、ワイヤレス機能で、対戦ゲームをしたり、アイテムの交換なんかをしているのだろう。

 なんだか、すごい。

 あの安っぽいNintendoDSのどこにそんな魅力があるのか、よくわからないが、とにかく世代を超えてブームになっているということはわかった。

 一方、我らがGAMEBOYmicroはというと、あまり売れているようには見えない。
 DSブームに押され、すっかり過去のプラットホームと思われているようだ。

 だが、僕は言いたい。GAMEBOYmicroは、NintendoDSに勝るとも劣らない、素晴らしい携帯ゲーム機だ。

 その小ささと、質感・高級感はDSの比ではない。液晶も、小さいながら実に明るく鮮明で、とても見やすい。ゲームボーイって、こんなにきれいだったのかと驚いたほどだ。

 たしかに、新作ゲームは少ない。でも、このGAMEBOYmicroを持っていれば、任天堂がこの四半世紀に培ってきた、数々の名作ゲームを楽しめる。僕が買った「MOTHER」は1988年発表の古いRPGだが、全く色あせておらず面白い。

 飛行機の中や、夜の列車、ホテルの部屋など、時間をもてあます場所はけっこう多い。

 そんなとき、文庫本を読む感覚で、名作ゲームを手軽に楽しめるのはなかなか嬉しい。ああ、ゲームって楽しいよね。そんな感覚を、久しぶりに思い出した。

 唯一の不満は、充電用のAC電源が100V専用であることだ。これでは、韓国で使えない。まあ、PCから給電して充電するUSBケーブルが出ていたから、それを使えば良いのだけれど。

 DSやPSPも良いけれど、GAMEBOYmicroも、もっともっと売れて欲しい。