MacBook Airのバッテリー

新宿のAppleストアで、MacBook Air11のバッテリー交換をしようと思ったら、「異常なし」ということで受け付けてもらえなかった。

僕が使っているMacBook Airは、2013年6月に登場した mid2013モデル。もう6年余り使い続けている。メモリは8G、ストレージは512GBに拡張したカスタマイズモデルで、確か20万円くらい払った。今も、原稿作成からトークイベントまで、幅広く活躍してくれている。

長年酷使してきたにもかかわらず大変調子が良く、これまで一度も故障していない。バッテリーも、まだ消耗したと言える状態ではなかった。

それでもバッテリーを交換しようと思ったのは、このモデルが2014年4月の販売終了から5年余りが経過し、そろそろ「オブソリート製品」入りすることが予想されたからだ。

Apple製品のサポートは原則として製造終了から5年間。それ以降は「オブソリート製品」となり、原則として修理などのサポートが打ち切られる。2012年発売のモデルは、昨年末にオブソリート製品入りしている。

サポートが打ち切られても、非公式の業者で非純正のバッテリーに交換してもらうことはできる。

しかし、非純正バッテリーはどうしても性能が落ちる。

このMacBook Airは、僕にとって最高に使いやすいキーボードを備えており、今後もできる限り大切に使いたい。

そこで、サポートが打ち切りになる前に、一度バッテリーを新品純正に交換しておこうと考えたのだ。

こうして、Appleの修理受付サービス、geniusバーを予約して出かけたのだが、専用のツールでチェックしたところすべてのパーツが「正常」。バッテリーも「新品時の87%の容量を維持」。バッテリー交換は受け付けられないということだった。

すでに保証期間は切れており、有償での修理となるが、その場合でも異常・損耗が認められなくては受け付けられないのだという。

店員によれば、オブソリート製品入りしても、パーツの在庫があるうちは修理を受け付けるそうだ。MacBook Airは、愛着を持っているユーザーが多く、特にバッテリーは潤沢な在庫を確保してある。一昨年オブソリート製品入りした2011年モデルも、いまだにバッテリー交換を受け付けているので、そこまで交換を急ぐことはないらしい。

そういうわけで、簡単な健康診断をしただけで終わった。あと1〜2年使い込んで、それでもまだ使うようならバッテリーを交換すれば良さそうだ。

一台のPCをこれだけ長期間使うのは、このMacBook Airが初めて。いい値段がしたが、トータルでは安上がりだったようだ。