ゆりかもめ&はとバス夜景列車

この前書いたように、24日、はとバスの「ゆりかもめ『夜景列車』で過ごすプレミアムナイト」に参加した。

ゆりかもめとはとバス、初のコラボ企画。車内の照明を落とした貸切列車が、有明・日の出間を往復するのが目玉だ。

東京駅を出発したのは16時50分。まずはバスでレインボーブリッジを渡り、お台場のテレコムセンターへ向かった。

車内では、今日の「チケット」とお土産が配られた。手作り感あふれる乗車券で、ゆりかもめの「座席指定券」はかなり貴重だ。「下車前途無効(途中で降りたらその先は無効)」と書いてあるけど、ドアが開かない貸切電車に下車前途無効もない^^。

ゆりかもめの座席指定券。4席を買い占めた……のではなく、1グループで1ボックス使えるよう配慮してくれた。

お土産は、パンフレットなどとともに、ゆりかもめの1日乗車券が入っていた。6月末までの、好きな日に使用できる。

さて、東京駅から20分程度でテレコムセンターに到着。5階の「レストラン アイ☆ハウス」で少し早めの夕食だ。カフェテリアか洋食堂といった感じの手軽な店だが、座席からはテレコムセンター駅と、お台場のガンダムUCがよく見えた。

ディナーは肉料理と魚料理の盛り合わせ

食後は、テレコムセンタービル21階の展望台でお台場や羽田空港の夜景を楽しみ、再びバスに乗って有明駅へ。駅にはゆりかもめの係員が待機しており、指定された号車ごとに貸切電車に乗り込んだ。とは言っても、参加者は総勢24人ほど。1両あたり4〜5人と、極めてゆったりとした貸切電車だ。

改札口には手作りの歓迎案内が

車両は、開業以来の7000系。新型の7300系が増えているが、オールロングシートのため、今回はあえてクロスシート主体の旧型車両を使ってくれた。靴をぬいで足を伸ばす人もいるなど、のんびりした雰囲気だ。

真っ暗な車内の左右をお台場の夜景が流れていく

定期列車の合間を縫って運行されるので、各駅で必ずいったん停車する。「真っ暗なのに人が乗っている電車」を、ホームの人たちが物珍しそうに覗き込む。寝台列車なら優越感を感じるところだが、ゆりかもめではなんだか申し訳ない気分だ。手を降ったら、女性グループが応えてくれた。

レインボーブリッジを渡り、日の出駅で折り返し。上り線から、新橋方にある待避線に入って20分ほど待機し、下り線へ。待避線では両サイドを電車が行き交い、いいムードだ。

所要1時間で有明駅に戻り、再びはとバスで東京駅に戻った。

今回は初めての試みということで、20人台の参加にとどまったが、ゆりかもめの夜景電車はかなり楽しい。工夫次第で、定番商品にできそうな気がする。夏なら、もう少し早めに出発してお台場観光と組み合わせると一層楽しそうだ。

はとバスは、実験的なツアーをよくweb限定で企画している。時々チェックしてみると、思わぬ貴重なツアーがあるので、お勧めだ。

ぜひ、また実施してほしい。そんな夜景ツアーだった。