新装なった江陵駅

新装なった江陵駅

さて、今週はいよいよ平昌オリンピックが開幕。先日KTX京江線に乗ってきたけれど、主たる目的は民団新聞で連載している、「韓国の駅」の記事を書くためだった。その記事が公開されているので、よかったらどうぞ。

訪ねてみたい韓国の駅<22>KTX京江線 江陵

江陵駅は数え切れないくらい訪れているけど、すっかり様変わりしていた。駅周辺はほとんど変わっていないのに、かつての鄙びた終着駅の風情はどこかへ行ってしまった。

円形の駅舎は開放的で暖かく、観光案内所やカフェ、レンタカーカウンターなどが並んでいる。在来線である嶺東線は、新駅の着工からオリンピックが終了するまでの間、運行を中断しており、折り返し駅である正東津駅まではシャトルバスを利用する。

昼食時間で誰もいない観光・交通案内所

トイレもやたらとハイテク化されており、入口のモニターに各個室の使用状況が表示される。これを見て、「やっぱり今は辞めておこう」とか思うのだろうか。

各トイレの使用状況が表示される

コンコースには、特設のKTX京江線展示館があり、時短効果や、延長21.7キロの大關嶺トンネルの技術展示を行っていた。

江陵駅は、初めて訪れた1997年の写真は残っていないが、2005年、2008年の写真はそこそこある。民団新聞にも、2005年に撮影した駅舎正面の写真を掲載したけれど、ホーム側からの写真も掲載しておこう。

江陵駅には夜行ムグンファで到着することが多く、たいてい駅前の食堂で朝食をとっていた。駅前広場から階段を少し降りたところに、茶房(タバン)や食堂が並んでおり、向かって右側へ歩いて行くと、古い旅人宿(ヨインスク)街があった。

その食堂も、今は解体中。ここにソウルにもあるカフェなどが並ぶ日も、遠くないかもしれない。