ゆいレール初乗り

12月に、初めて沖縄に行ってきた。47都道府県で唯一足を踏み入れたことのない県だったが、Jetstarのバーゲンチケットが1980円で取れたので、色々兼ねて行ってみたのだ。

ゆいレール展示館

那覇空港でレンタカーを借り、まずは車両基地に併設されたゆいレール展示館へ。

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……が、誰もいない。グッズの販売コーナーもあるのに。ペーパークラフトは無料。

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展示館内は、ゆいれーるの歩み、戦前の沖縄の鉄道、その他日本の鉄道という3つのパートに分かれている。個人的には、沖縄軽便鉄道と路面軌道のレールがハイライト。

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工事現場から出土したという、極めて貴重な「沖縄のレール」。それが、床にどんと置かれているというのがまたすごい。ケースに入れたほうが良くないかな……。でも、直に触れられるのはそれはそれで教育になるかも。ガラス越しに見るのと、直に見るのとでは実感が違うだろう。

2階の奥は、元判事で鉄道ファンとして知られるゆたかはじめ氏のコレクションを中心とした、鉄道グッズの展示。個人コレクションなので、サボから雑誌まで何でもありだ。そして、その一番奥にあるのが、寝台特急「なは」のヘッドマーク&テールマーク展示。「なは」運行終了後、JRからゆいレールに寄贈されたものだ。

展示施設としてはゆるゆるなゆいレール展示館だが、軽便鉄道の展示はなかなか充実しており、勉強になる。

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ゆいレール展示館を出た後は、レンタカーを空港駐車場に置いて、ゆいレール初乗り。1日乗車券は、24時間有効というのが嬉しい。中央に二次元バーコードが記載され、これを改札機にタッチする仕組みだ。このシステム、鉄道技術展で見たことはあったが、実用化されているのを見るのは初めて。タッチに少しコツが必要で、大都市圏で導入するのは現時点では難しそう。

それにしても、ゆいレールは混んでいた。昼下がりの時間帯にも関わらず、かなりの立ち客がいた。すっかり那覇の生活に根付いているようで、なんだか嬉しい。

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日本最西端の駅・那覇空港駅の隣は日本最南端の駅・赤嶺駅。西大山や平戸口に比べて味気なくなった……と思っていたけど、実際に訪れてみると、南国の町というムードが漂っていておもったよりも良かった。

日本最南端の駅ネコ。どうぞどうぞお気になさらずに。

終着・首里駅から先は、てだこ浦西駅まで4.1キロの延伸工事の真っ最中。来年、2019年の開業を目指している。その下の道路はずっと渋滞しており、沿線の人たちにとって待望の延伸に違いない。

首里駅から歩いて首里城を訪れた……が。

宿に18時半までにチェックインしなくてはいけなかったことを思い出し、入口だけ見て引き返した。首里城は次回におあずけだ。