青春18きっぷで行く 「小海線」列車旅

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クラブツーリズム主催の日帰りツアー「青春18きっぷで行く 『小海線』列車旅」。二十数名の方にご参加いただき、無事終了しました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

今回のツアーは、先日の「青春18きっぷセミナー」の実践編。プランは、基本的に僕が考えた。クラブツーリズムとの打ち合わせで示された条件は、次のようなものだ。

・青春18きっぷを実際に使って、手軽にお得な旅を実践するプランであること
・日帰りの旅であること

また、いろいろ検討した結果、帰りは列車ではなく貸切バスを利用することになった。

こうした条件を元に、考えた末にできあがったプランが、これだ。

新宿9:06(ホリデー快速ビューやまなし)11:59小淵沢12:26(八ケ岳高原列車5号)12:58野辺山(貸切バス)JR最高地点(貸切バス)野辺山13:52(229D)14:26小海(貸切バス)15:00ごろ 松原湖温泉八峰の湯16:00ごろ(貸切バス)20:00ごろ 新宿駅

使える時間の少ない日帰りの旅。青春18きっぷを使うのは初めてという方も多いはずだ。そこで、まず考えたのが、最初に乗る列車を厳選するということ。せっかくのツアーなのに、最初に乗る列車がロングシートでは、気分が盛り上がらない。そこで、オール2階建て車両の215系を使い、青春18きっぷだけで乗れる「ホリデー快速ビューやまなし」を利用することにした。

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そうなれば、その先の行程も自然に決まる。終点小淵沢駅では、世界初のハイブリッド・ディーゼルカーに乗って小海線へ。JRで最も標高の高い野辺山駅まで行き、JR最高地点を訪れれば、小さな汽車旅としてひとつの形になるだろう。ただ、それだけではややストイックなので、松原湖にある日帰り温泉入浴を加えてみた。

中央本線のパノラマを2階席から楽しみ、ハイブリッドカーで八ケ岳高原へ。温泉に入って、帰りはゆっくり貸切バス。ちょっと見どころが少ない気もするが、悪くないプランだ。

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ひとつ問題は、列車は貸切ではないこと。せっかく、「講師」が同行しているツアーにもかかわらず、車内では基本的に静かに座っているしかない。そこで、事前に車窓を解説する冊子を作って配布した。車内でも、時々各席をまわって、うるさくない程度におしゃべりさせてもらった。

こういった仕事は、かつて「種村直樹レイルウェイ・ライター友の会」で、いろいろなイベント幹事を経験したことが生きているように思う。何でも経験しておくものだ。

席取りのためにホームに並ぶとか、かなり異例のツアーだったが、僕自身1日たっぷり楽しむことができた。見る限り、参加者の皆さんにも、それなりに楽しんでいただけたように思う。改めるところは改めて、機会があれば、またこういったツアーをやってみたい。できれば、次は1泊がいいなあ。

関係者の皆さん、ありがとうございました。

コメント

  1. A列車で行こう

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  2. OBA3 より:

    確か215ってかなり編成数少ないとか聞いたんですが・・・
    定期運用も少ないようで
    でも車内は乗り心地よさげな感じですね^^
    貸切じゃなかったのは残念ですが、さすがにそれは無理があると僕も思うんで・・・w
    特に話題のハイブリッド車なので
    どうせ18は5枚つづりですし、泊まりも面白そうですね・w・

  3. かんりにん より:

    215系は、定員に対して乗降口が狭すぎて乗り降りに時間がかかり、定時運行が難しかったのがネックとなり、量産化されなかったみたいです。
    2階は狭いかなと心配していたのですが、座ってしまえばそれほどではありませんでした。
    次は、泊まりの企画もやってみたいですね。

  4. 「青春18切符部!」に…