高麗神社と聖天院勝楽寺

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 知人と3人で、埼玉県日高市の、高麗神社へ。2006年秋に訪れて以来、2年ぶりだ。前回は、10月の日曜日だったが、今日は正月。初詣客でたいへんにぎわっていた。

 例年ならここで初詣となるのだが、今年は個人的な理由により、参拝は見送り。「初詣詣で」にとどめておく。売店で、お守りやくま手を売っているのは、もちろん巫女さんだ。韓服を着るといった、韓国式の人は全く見ない。ここは、紛れもなく日本の神社だ。

 一方で、露店の中にはトッポッキの店もあった。1皿400円で食べてみたが、なかなか本格的な味でおいしい。相変わらず、ここは日本と韓国が深いところで絡み合った、不思議な空間だ。

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「初詣詣で」の次は、隣にある聖天院こと高麗山聖天院勝楽寺へ。1300年前に百済から渡来したと言われる、高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)の菩提寺だ。若光に従った僧、勝楽とその弟子が建立した寺院で、江戸時代には高麗郡の本寺として栄えたと伝わる。

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 山の中腹にある本堂からは、寺院としては珍しい庭園や、高麗川の街を一望でき、見晴らしが良い。元旦、2日とばたばたしたが、日高の風に吹かれて、やっと正月らしい気分になってきた。

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 この寺に詳しいUNさんの案内で、本堂の裏手にある慰霊塔を訪れた。朝鮮半島が日本に支配された時代、第二次世界大戦などで亡くなった、韓国人無縁仏を慰霊する塔で、在日韓国人の信者たちによって2000年に建立されたものだ。塔の横には、高句麗の広開土王、百済の王仁博士といった韓国の偉人たちの像が並び、慰霊塔を見守っていた。

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左から王仁博士、太宗武烈王、広開土王

 慰霊塔の向こうにあるのは、八角亭だ。1919年にソウルで発生した三・一独立運動。その際に独立宣言書が読み上げられたのが、仁寺洞横のパゴダ公園(現タプコル公園)にある八角亭だった。それを縮小し、再現したのが、聖天院の八角亭だ。

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聖天院の八角亭
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ソウル・タプコル公園にある八角亭

 高麗王若光が開いたとされる高麗神社。いにしえからの韓国との縁を語るその神社には、現代韓国で「国を日本に売った国賊」とされる趙重応の手による扁額が飾られている。

 一方、隣接する高麗王若光の菩提寺・聖天院には、抗日独立運動の象徴である八角亭が再現され、日本の支配によって犠牲になった人々の霊を慰めている……。

 これは、日本と韓国、そして仏教の懐の深さを示しているのだろうか。それとも、ねじれたままの日韓関係を象徴しているのか。

 静かな八角亭を眺めながら、そんなことを考えた。

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コメント

  1. まみ より:

    最初に。。
    あけおめです!
    ここは日本ですか?!日本にこんなところがあるなんて知りませんでした><。。
    それと、、「さつき」「さつき」~~笑

  2. かんりにん より:

    もちろん日本ですよ。
    さつき、ハイハイ、今度行きましょう。
    夕飯くらいならだいたい大丈夫ですから。
    ていうか、今年もよろしくです。