EeePCの最新型、「Eee PC 901-X」が国内で発売された。
EeePCの以前のモデルは、値段と速さは魅力的だったが、原稿書きPCとしては液晶の解像度と記憶装置の容量、バッテリー駆動時間、そしてキーボードの作りが物足りなかった。
それが、液晶ディスプレイの解像度は1,024×600ドットとマトモになり、ハードディスク代わりのSSDも、12GBと原稿書きには充分なレベルになった。
重さ1.1kgで、バッテリー駆動時間8時間。
WindowsXPだし、動作速度には何の不安もない。
ほしい。
問題は、キーボードだ。僕の場合、何よりもこれが大事だ。ThinkPadから離れられない最大の理由もここにある。
今年に入って、サブノートPCは、僕の仕事に欠かせないアイテムになった。何しろ、日経WagaMagaは週3回の連載だ。毎日持ち歩き、外出時にも、ちょっと時間を見つけてはカフェや電車内で原稿を書いている。イー・モバイルを使って送稿する機会も増えた。この習慣が身につくと、事務所でしか原稿を書けない環境が、有り得ないほど束縛されたものに見えてくる。
原稿と言っても、外で完パケ原稿を書き上げるとは限らない。書店で資料を購入し、その気合いが冷める前にマクドで原稿の土台を書き散らす。街角で思いついたアイディアをW-ZERO3にメモ。すぐに自分宛にメールで送り、近くのエクセルシオールに入ってPCでまとめ直す。
そういうスタイルが、身についてしまった。その割に、原稿のレベルが低いのは考え物だが……。
今は、中古で購入したThinkPadX40を使っている。しかし、とにかく毎日持ち歩いているのだ。大事に使っても、来年くらいまでしか持たないだろう。
新型Eee PC。キーボードさえ、僕の「ドラえもん指」に合ってくれれば……。
って、当分は様子見なんだけど。X40のキーボードは本当に使いやすいし。
サブノートは、最近まで20万円くらいしたのでなかなか購入できなかったが、6万円前後で購入できる機種が増えたのはありがたい。