一太郎2006愛用中

H0038_1

 ちょっと前の話になるが、一太郎2006&花子2006のセットを買った。

 出版関係の友だちからは、「一太郎ってまだあったんだ?」と言われてしまったが、文部科学相や防衛庁などの官公庁や、学校現場では広く使われている。とくに、司法の世界では、最高裁判所が一太郎を採用しているために、今でも判決文をはじめとする多くの公文書が一太郎で作成されているそうだ。

 昔は、ワープロソフトの代名詞と言ってよかった一太郎。僕がこのソフトを使い始めたのは、今から10年以上前になる。当時のバージョンは6.1だった。

 最近では、すっかりMS-WORDが標準ワープロになってしまったが、僕は今でも一太郎だ。

H0032
単語を選択してctrlキーを押すだけで辞書を引ける

 僕にとって一太郎2006の魅力は、まず第一に、ATOK(日本語変換ソフト)、そして辞書ソフトとの連携が優れていること。 以前購入した「明鏡国語辞典」を参照しながらの原稿作成は快適だ。辞書で調べたい単語を選択してctrlを押せば、 自動的に辞典を参照し、画面左側に表示してくれる。この辞典は、用法の誤りも指摘してくれるところがありがたい。文章を打ちながら、 単語の正確な意味と用法を直接確認できる、しかもマウスに持ちかえる必要がないといのは便利だ。また、 文字入力中にctrl+TABキーを押せば、角川類語辞典を表示してくれる。表現が単調になりがちな長文を書いている時は、 これが役に立つ。もちろん、ATOK自体の変換精度の高さも大きな魅力だ。

 文章の入力も快適だ。最近の一太郎は、「思考を邪魔せず、文章作成に集中できるソフト」 を目指し、「アウトライン機能」をメインに据えている。これは、適当に思いついた順に入力した文章を、後から並び替えたり、 見出しにして全体の構成を整える機能だ。入力した文章は改行ごとにひとまとまりとして扱われ、マウスで「つまみ」 をつかんで前後の順番をひょいひょい入れ替えたり、キーひとつで見出しのレベルを変えたりできる。 頭の中で構成をきっちり決めておかなくても、書きたいことからどんどん書ける。

 もちろん、昔ながらの見栄えをよくする機能も充実している。重宝しているのはスタイルセット機能。アウトライン機能で、大見出しや小見出し、本文といった構成をまとめておき、「スタイルセット」で好きなタイプを選べば、タイトルや見出しを、自動的に見やすく飾ってくれる。「この見出しはこの飾りを付けて、これくらいの大きさにして……」といったことをいちいち考えなくても、そこそこ見栄えのする文書ができる。

H0036
こんなふうに適当に入力しても

H0037
順序や見出し、装飾などを手早くまとめられる。
左下が印刷イメージ。文章はダミーですw

 そういうわけで、最近は韓国の紹介記事などを書くときは、一太郎2006を使ってこんな手順を踏んでいる。

・辞書やネットを調べながら、必要と思われる見出しと本文をつらつらと書き連ねる

・全体を見ながら構成を整理し、各文章を並び替える。必要なら文体を整理する。

・校正機能で誤字脱字、表記揺れ、一文の長さなどをチェック

・印刷する場合は、スタイルセットで見栄えをよくする

 さて、一太郎は、日本語の表現力にこだわった純国産ワープロソフトということで、ハングルを扱えないのではないかと心配するむきもある。だが、実は一太郎は多言語環境にも対応しており、一太郎の文書にハングルを入力することも可能だ。ただし、一太郎上でハングルを入力すると、入力中の文字が入力を開始した位置に一文字しか表示されない。言語コードとしては対応しているが、入力の利便性は考慮されていないということのようだ。よって、韓国語の長文入力には向かない。残念。

H0034 H0035

(左:入力中も正しく表示されるMS-WORD 右:絶えず入力開始位置に入力文字が表示され見づらい一太郎)

 文章をまとめやすい一太郎2006は、ブログをやっている人にもお勧めできる。興味を持った方は、こちらから体験版をどうぞ。

追記:その後調べてみたところでは、今年から法曹界でもワードに変更されたらしい。未確認だが、東京都の学校も、1年くらい前からワードに変更させられたとか。そんなに猫もしゃくしもマイクロソフト独占になって、大丈夫なんでしょうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    今日一太郎買いに行こうかなと思っています。
    私は韓国人なのでハングル入力がうまく出来るか心配です。

  2. かんりにん より:

    こんにちは。ハングル入力については、本文に書いたとおりです。
    基本的には、日本語専用でハングルも一応使えるというレベルですよ。

  3. こん太 より:

    初めまして。
    一太郎ユーザーになったばかりのこん太です。
    官公庁や最高裁判所が一太郎を使っているとは知りませんでした。
    私はWordからの移行なので操作方法等は慣れていませんが、頑張って使いこなしていきたいです。
    一太郎つながりでこれからもよろしくお願いします

  4. かんりにん より:

    こん太さん、こんにちは。WORDから一太郎に移行とは良いですね。
    一太郎はWORDのファイルも読み書きできますが、一太郎でWORD形式に保存すると、やたらとサイズが大きくなってしまうのがネックです。
    操作方法は、すぐ慣れると思いますよ。いろいろ使いこなしてみてください。