今、韓国はカジノ戦国時代。
昨日27日、ソウル・江南のコエックスに、韓国観光公社系列の外国人専用カジノ、「セブンラック・カジノ・ソウルコエックス」がオープンした。実は、今回の突然の訪韓は、このセブンラック・カジノの取材会だったのだ。
ソウルのカジノといえば、市北東部のシェラトン・グランデ・ウォーカーヒル・ソウルにあるウォーカーヒルカジノが有名だが、市中心部からかなり離れており、ちょっと気軽に立ち寄るという感じではなかった。
ところが、セブンラック・カジノは、コエックスにオープンした後、5月には南大門市場近くのミレニアム・ソウル・ヒルトンに2号店をオープンする。6月には釜山ロッテホテルにもできる予定で、カジノは今までよりずっと身近な観光素材になるだろう。既存のウォーカーヒルカジノも、セブンラックのオープンに合わせてフロアの全面リニューアルを実施した。
セブンラックは、とにかく観光客が気軽に楽しめるカジノを目指しているそうだ。取材会でも、安全性を特に強くアピールしていた。セキュリティの責任者はアメリカ人で、すべてのテーブルは、複数の人間がある方法でチェックしているそうだ。職員はほぼ全員日本語を話せ、韓国の伝統文化をイメージしたというインテリアも、明るい。
ただ、それだけで観光客がわんさかカジノに来るかというと、それはちょっと疑問だ。
あくまで僕の印象だが、僕にとっては、カジノはまだまだ敷居が高い。
パチンコをやらないからかもしれないが、カジノには「賭博」というイメージがまだまだあるし、安い安いと言いつつも、やっぱりお金がかかる印象がある。
セブンラックでは、観光客が気軽に遊べるように、ミニマムチャージ(最低賭け金)をスロットマシーンは500W、ルーレットは2500Wに設定している。
しかし、スロットマシーンは次々と当たるものではないからパチンコに比べて面白みに欠けるし、ルーレットは2500Wのコインひとつだけを賭けるのは、いかにもみみっちい。やっぱり、数枚のコインをまとめて……つまり、1万Wくらいの単位で賭けないと悪いのではないかと思ってしまう。ブラックジャックやバカラに至っては、もともとミニマムチャージが1万Wで、これは観光客が気軽に楽しむレベルを超えている。
本当に観光客を呼びたければ、100円単位で遊べるテーブルを設けたり、換金不可のコインクーポンを、5万W分くらいずつツアー客に配るといったサービスが必要になるだろう。
と、まあいろいろ書いたが、セブンラックにはかなり期待している。日本マーケット担当の職員が、とても可愛かった熱心だったからだ。あまりの熱心さに心打たれた僕は、取材会終了後も、何度となく携帯メールでインタビューを試みている。あまり返事が返ってこないのは、オープン直前で忙しいのに他ならない。
この前は、写真撮影に忙しく何も遊べなかったので、帰国までに一度行ってみようと思う。30日には、ハン尚宮ことヤン・ミギョンも来るそうだし。
行ってみたら、またレポートしよう。
コメント
Seven Luck(カジノ) in Seoul
なんだか韓国はカジノの開場ラッシュのようだ。 私達は一年に一度位、ソウルへ旅行に