韓国のサイトは重い

 サンデーサンでお仕事中。
 最近、ノートパソコンを持ち出して、外で原稿を書くことが多い。夜は、こちらのほうがはかどるのだ。
 京ぽんのおかげで、どんなところにいても常時ネットにつなぐことができる。遅いけれど、日本語のサイトを見る分には問題ない。
 逆に言えば、韓国のサイトを見ようとすると、大問題だ。
 別に、PHSで接続すると韓国語のサイトが見られないというわけではない。
 韓国のサイトが、ひたすら重い(データが多い)のが困るのだ。
 韓国では、ナローバンドの人のためにデータ量を減らしましょう、という配慮をする人はほとんどいない。どこへいっても、flashばんばん、500KBもある巨大な画像が山ほど表示されたり、勝手にムービーが始まったり、とにかく重い。この前、あるレストランのサイトをPHS接続で見ようとしたら、トップページのデータが1MBあるとわかってあきらめた。文章も画像で表示し、ムービーが流れ、flashが始まり、BGMが鳴るといった具合だった。
 一方、日本のサイトは本当に軽い。というか、シンプル。というか、素っ気ない。
 韓国は、国策で早くからブロードバンドが普及したから、ナローバンドに気を遣う必要がなくなったというのも、確かにある。でも、これって国民性の違いではなかろうか。
 日本でウェブサイト制作の入門書を見ると、話の1/3くらいはデータの減らし方の解説だったりする。
 データ量どころか、「フレーム非対応のユーザーのために、フレームなしのページもつくっておきましょう」とか書いてある。フレーム非対応のブラウザって、いったいいつのブラウザだろう?
 とにかく、人に配慮して配慮して、新しいことに慎重な日本人。
 あまり後先を深く考えずに、どんどんやってみる韓国人。
 わかりやすいなあ。

コメント

  1. 320 より:

    日本から韓国サイトへのアクセスって、
    ブロードバンドでもちょっと時間かかりますね。
     我が家はADSLを使っていたのですが、
    サイとかダウムが重たいと苦情が出て、
    光に変えたのですが、それでも大差なかったのでした。
     PHSならコンテンツがヘビーなのは確かで、なお更、重いかとは思いますが、
    サーバー間にボトルネックが存在しているようで、
    逆に韓国から日本のサイトを見るときも同様に重たかったと思います。
     特にHotmailが開かなくてね!

  2. たいちょ より:

    韓国からだと異様に日本のサイトは軽いです。韓国にいると、ナローだ何だのという話からは疎くなってしまって自分のサイト作りも見直さなきゃって思ってます。
    民族性の違いはあのごちゃごちゃしたカラフルなトップ画面に集約されてる言っても確かに過言ではないかも。
    何でも詰め込みますからねー。韓国は。

  3. ようすけ より:

    ソウルに来て驚いたのは重いページも一瞬で表示されることです。
    確かにこれでは、少なくとも利用者的にはページの容量を気にするという概念は育たないでしょうね…
    韓国のサイトの多くは利用者側への配慮より、事業者のエゴが前面に出ている気がします。押し付けてなんぼと思っているのかも。
    今後は韓国企業が日本人向けのコンテンツを作る機会も増えるでしょうし、韓国人同士ではこれで済んじゃうのかなぁとも思いますが、普通の日本人が突然韓国のサイトに出会った時どう見えるのかなと考えると、ちょっと心安らかに見てられない心境です。