SBS「ニュー在日」を見た

 SBSのドキュメンタリー番組「そこが知りたい」(どっかで聞いたことあるな)。今日のテーマは、「ニュー在日」。新世代の在日韓国人3世にスポットをあて、彼らの意識や、日本人・韓国人・旧世代在日韓国人から受ける様々な差別や葛藤を浮きぼりにする趣向だった。たまたま、「おフランスの恋人ざます」とかいうドラマをつけていた流れで見たのだが、在日の人たちが韓国で受ける差別にも言及している内容に注目した。とかくこの手のドキュメントは、「僕たち日本からこんなに差別を受けました!」という話に終始しがちなのだ。おおいに興味を持って見たのだが、良かったのは前半だけだった。
 最初のうちは、”日本国籍を取って「韓国系日本人」として生きていきたい”と話す3世が出てくるなど、とても考えさせる内容だったのだが、途中から辛淑玉や弁護士が出てきて、「在日はこんなに差別されている、選挙権がないのは不当」という宣伝に変わってしまった。国籍を日本に変えれば選挙権も得られるのに、どうしてそれに抵抗があるのか。そうした状況について、当の若い在日韓国人たちはどう思っているのか。1世と3世の意識の差。前半に提示された注目すべきテーマは、後半では一切無視されていた。
 多くの日本人に、韓国を下に見る意識が残っているのは事実だ。しかし、「僕たちは日本人でもなければ韓国人でもない。在日韓国人だ」と語る若い在日韓国人を作ったのは、果たして日本社会だけの責任なのか。「韓国系アメリカ人」や「朝鮮系中国人」は良くて、どうして「韓国系日本人」はだめなのか。植民地時代の恨を、現代の若者に背負わせるのが、果たして正しいことと言えるのか。そうした命題について、少しでも考える姿勢を見せてほしかった。
 この番組、途中で制作の方針が変わったのではないだろうか。日本社会が持つ差別意識と、韓国社会が持つ差別意識。このふたつを対等に扱おうとした内容は、光復節前後の番組としては、ふさわしくないとされたのかもしれない。だが、韓国も少しずつ変わりつつあると感じさせる、今日の「そこが知りたい」だった。

 この番組はインターネットで視聴できる。無料の会員登録をする必要があるが、「外国居住の外国人」用の登録サイトもあるので、挑戦してみよう。会員登録すると、FMラジオのストリーミング放送や、有料のVODコンテンツを利用することもできる。

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コメント

  1. Boo Dukjoo より:

    Kurihara Kageki sama.
    Dousiteka Nihongo ga utenainode Ro-ma-ji de me-ru wo utaseteitadakimasu.
    Watashi ha SBS no ni deteiru monodesu. Tyokusetu miteinainodesuga Kankoku ni sumu sinseki kara deteitato rennraku ga arimasita. Boku ha bangumi no zenhan,jisin no seisaku siteiru kentiku no sekkei sakuhin to tomoni syutuen siteiru soudesuga, donoyoudattanoka,totemo kininatteimasu.Mosimo yorosikereba, osiete kudasai. Totuzen no Me-ru de wagamamawo itte sumimasen.