韓国の雑誌から

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▲月2000Wの読解テキスト「月刊チョウンセンガク」
 以前からよく読んでいる雑誌に、「チョウンセンガク(素敵な話)」がある。書店、駅の売店などで売っている月刊誌で、1日ひとつ1ページ、いわゆる “いい話” が載っている。さほど難しくないので読解の勉強に適しており、2000Wという値段もいい。
 その7月号、「職場での男女間対話法」と題する話題の中から抜粋してみる。

賢明な断り方

 「そうですねぇ…」「また今度…」「よくわからないんですけど…」といった曖昧な表現で、相手の男性がこちらの気持ちをわかってくれるだろうと思うことがあるが、たいていの場合、相手はわかってくれない。男性は、はい、いいえがはっきりしないと、仕事をスムーズにこなすことができないからだ。しかし、女性は適当に否定的な意志を見せるだけで、その意味を理解する。むしろ、あまりはっきりと断ると、拒否感を感じるものだ。



慰労と激励

 女性が仕事で落ち込んだり、ストレスを受けていたら、「うん、僕もそういうことあったよ。大変だよね」と言って、彼女の気持ちに共感しているという意思を示してあげよう。しかし、同じ状況でも男性に対しては、慰労より励ましがより力になる。仕事がうまくいかず落ち込んだ彼に、「まだ時間はありますよ」とか、「○○さんならきっとできると思いますよ」というように激励の言葉をかけてあげよう。



協力を得られる尋ね方

 せき立てるような感じの訊き方は女性から協力を得られないので、「仕事は終わらせましたか?」よりも「どんな感じになってますか?」と訊く方がよい。また、男性は、プライベートな感じの表現が含まれていると、プロっぽく聞こえないと考えるため、「仕事はうまくいきましたか?」と訊くよりも「この提案書は気に入りましたか?」といったような公式的な文章で質問しよう。

 これを読んで、日本と似ていると思うか、やっぱりちょっと違うと思うかは皆さん次第。

コメント

  1. grund1712 より:

    やっぱり人間関係って難しいですね。^^

  2. ききみみ より:

    チョウンセンガク、韓国へ行くと必ず購入し韓国語学習に使っています。
    東京で毎月定期的に購入できるところがありますでしょうか?
    ご存知でしたらお教えいただければありがたいです!

  3. かんりにん より:

    コメントスパムに埋もれてしまい、気づくのが遅くなりました。
    チョウンセンガクですが、新大久保のコリアプラザへ行けば
    購入できます。500円くらいだったかな……。値段は忘れました。
    中上級学習者には、最適な教材ですね。

  4. ききみみ より:

    かんりにんさま
    お返事ありがとうございました。
    こんど立ち寄ってみます。