韓国ドラマブーム

韓国ドラマNOW
 出ました。韓国ドラマ本。
 制作期間が異常に短く、どうなることかと思ったが、ふたを開けてみればかなり順調な進行だった。僕は担当したページが少なかったから、ひとえにDさんのおかげだ。僕にとっても良い経験になった。なにより、自分に向いていること、向いていないことがいくつか見えたのが収穫だ。この本で、僕が編集を担当したページはさほど多くないのだが、だいたい、見ればわかるようになっている。編集だけでなく、取材・執筆、資料翻訳などもやらせてもらった。慣れない仕事で至らない点は多かったが、ひとまず自分の韓国語の能力が、少しは役に立ったのではないかと思う。ものすごく良い出来と言えるかどうかはわからないが、この本にしかない情報もいくつかある。一度書店で手にとってもらえると嬉しい。
 さて。
 きよみんが、自分のブログで昨今の韓国ドラマブームに彼なりの疑問をぶつけていた。彼は自分の感じたことを、そのまま書くスタイルが面白い。

冬ソナ現象からみる、今の韓国ブームって今まであった韓国ブームの中でも何か異質のものを感じて病みません。そこから韓国のことを考えてみたいということよりも、何か間違った方向に走ってしまうのでは無いかという懸念さえ感じます。

 だが、これはどうだろう。異質で良いんじゃないだろうか。今まで韓国に興味を持った人って、「韓国を知りたい、知らなきゃ」って大上段に構えていた人が多かった。そして、今回の冬ソナブームに乗っている人たちは、たぶん、そんなことは考えていない。これは、今まで韓国に無関心だった人たちが、ドラマをきっかけに関心を持った、ということだ。冬ソナブームを支える40代以上の女性の中には、世代的に、これまで韓国にあまり良い印象を持っていなかった人たちも多い。そういう人たちが、動機はなんであれ韓国に関心をもってくれるというのは、良い傾向なんじゃないだろうか。
 韓国のドラマはバラエティに乏しく、僕の予想では今年の後半にはブームはいったん終わる。そうなれば、9割以上の人は、韓国への関心も失うかもしれない。それでも、韓国人と日本人が感動を共有できるとわかっただけでも、大きな進歩だと思うのだ。
 なーんて、まじめに考えてみたのであった。

コメント

  1. 韓国ドラマNOWが出たそうです

    韓国ドラマNOWが出たそうです。しかも、彼が一部担当しているようで身近な本が出た