【再録】韓国のラーメン

※この記事は、2007年11月19日にスペースアルク「韓国まろん紀行」で発表したものです。

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日本と韓国を比べると、「やっぱり日本がいいな」と思うことは多いが、中には「韓国の方がいい」と感じることもある。

僕にとって、その代表的な例が、インスタントラーメンだ。

韓国のインスタントラーメンはうまい。特に、袋麺がうまい。フライ麺とは思えない、コシのある麺。煮込んでもグズグズにならず、スープを吸って味わいに深みを増す。太く縮れた麺は、食べごたえも十分だ。

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韓国での留学生活。友人とルームシェア始めたころ、僕の主食はラーメンだった。京東市場で買った激安の豚肉と野菜をいため、麺と一緒に煮込んでアクをとれば、立派な料理のできあがり。ほかにも、ラーメンは手軽な料理の具材として欠かせない存在だった。食堂でも、「ラーメン」といえば普通にインスタントを指し、日本のような「ジャンクフード」という意識はほとんどなかった。

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日本と韓国では、「インスタントラーメン」に対する意識が異なる。それは、インスタントが登場した当時の事情が影響しているようだ。日本にはインスタント以前から生ラーメンがあったが、韓国にはなかった。韓国の人にとっては、インスタントの乾麺こそが、初めて目にする「ラーメン」だったのだ。

だから韓国には、「インスタントは店のラーメンを再現したスナック食品」という意識がない。スパゲッティの乾麺と同様、ごく普通の食材として普及した。

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最近、韓国でも日本式生ラーメンの専門店が増えている。日本を訪れる韓国人が年間200万人を超え、日本のラーメンの味を知る韓国人が増えたからだろう。味も、日本のチェーン店くらいのレベルにはなってきた。

それでも僕は言いたい。韓国で食べる日本式生ラーメンより、きちんと作った韓国ラーメンの方が、ずっとうまいと。

スープと麺をじっくり煮込み、卵やチーズ、海苔、メンマといった具を載せた韓国ラーメンは、その辺の生ラーメンを超える味わいだ。

071116_03※「AkibaNoodleさくら」は閉店しました。

その神髄を味わいたければ、新大久保ではなく秋葉原のインスタントラーメン専門店に行ってみるといい。チャーシューやメンマといった本格的な具が載り、インスタントとは思えない味を楽しめる。

韓国のインスタントラーメンが、立派な料理であることがわかるだろう。

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