ソウルモーターショー

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 ソウルモーターショーに行ってきた。
 京畿道高陽市にオープンした、韓国最大のコンベンションセンター「KINTEX」。そのこけら落としとなるイベントが、ソウルモーターショーである。国内自動車メーカー5社を中心に、韓国市場に参入している世界中のメーカーが最新の技術と商品をアピールする場だ。
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 ソウルでモーターショーが開催されるのは、今年で5回目。まだモーターショーの文化が浸透していないのか、日本のモーターショーでは考えられないような光景も見受けられた。
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 ちょっと、うらやましかったりして。
 さて、今年のモーターショーは、上海モーターショーと日程が重なってしまい、多くのメーカーは中国市場を優先したために、どうも盛り上がりに欠けているようだ。たしかに、海外メーカーはコンセプトカーをほとんど出しておらず、全体に地味だった。韓国メーカーのクルマも、どちらかというと実用性に重きを置いているようで、おっ、と思うようなクルマはほとんどなかった。逆に言えば、なかなか実用的なクルマが多く、これで日本車より10~20万円安ければ、けっこう魅力的かもしれない。
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 ホンダはきちんとBARホンダの実車を展示しており楽しめた。動いているASIMOを見るのもはじめてで、韓国ではじめて見るというのも僕らしい。ASIMOは子供たちにも大人気で、一緒に写真を撮る家族連れが絶えなかったが、最後に「もう一度大きな拍手をお願いします!」というアナウンスに応える人が少なかったのは、微妙な日韓関係故だろうか。
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 ところで、ここ韓国でも、最近はデジタル一眼レフカメラを持っている人が多い。彼らは、最新のカメラと高級レンズを駆使して、世界の最新の自動車を撮りまくる!ということはなく、その撮影対象は専らコンパニオンのおねーちゃんだ。
 日本でも同じだが、実にけしからんことである。ここは、世界の自動車技術が集う神聖な場所だ。コンパニオンのおねーちゃんを激写している場合ではない。車を、クルマを撮りなさい。
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 こんな写真を撮っている場合ではないのである。
 僕は、もちろん普段苦手なポートレート写真の練習として撮ったまでである。人物をきれいに撮るのは、きわめて難しいのだ。ああ難しい。
 最後に、この日もっとも感動した光景をひとつ。
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コメント

  1. あるきもの より:

    ジンジャー!もとい!
    せっ、セグウェイ!ですかぁ〜!
    これは確かに感動です。(笑)

  2. かんりにん より:

    買い物袋さげた、その辺のオッサンがころころ動かしているのに感動しました!