韓国で旅行貯金

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▲立派なフェンゲ郵便局

スキー場から春川に移動するため、麓の町フェンゲに降りた。少し時間があったので、隣の郵便局で、久しぶりに旅行貯金をしてみた。

旅行貯金といっても、何も特別なものではない(笑)。日本の旅先で郵便局を見かけるたびに、少しずつ貯金をして、空欄になる支払い欄に局名のゴム印を押してもらうのだ。これだけのことだが、訪れた地名と日付を残すことができ、やってみるとなかなか良い旅の記念になる。もとはバスガイドなどがやっていたらしいが、種村直樹氏が著作で紹介して以来、鉄道ファンの間に広まった。かくいう僕も、種村氏の影響で始めた口だ。最近では、旅行貯金向けにイラスト入りのゴム印を用意している局もある。

さて、ここ韓国も郵便局のシステムは日本とほぼ同じ。郵便のほかに貯金、簡易保険を扱っている。となれば、旅行貯金も可能なのでは……と挑戦したのが2年前。外国人でも、パスポートと印鑑さえあれば口座を開設でき、みごと旅行貯金もできた。日本と違うのは、説明するのが面倒なことと、きれいなゴム印が少ないことだ。すり減ったゴム印も多く、どうしても通帳が汚くなってしまう。そんなわけで、あまり熱心ではなかったのだが、この日久しぶりに貯金をしてみたら、システムが変わっていた。今まで郵便局固有の番号が印字されていた欄に、ハングルで郵便局の名前が印字されるようになっていたのだ。ちょっと味気ないけど、これは便利。これからは韓国の郵便局めぐりに力をいれてみようか。今から始めれば、韓国旅行貯金のチャンピオンになれるかもしれない。

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▲ゴム印は擦れてしまった。右端が、自動的に印字される局名。「フェンゲ」とある。

こうして、僕の人生無駄遣いはまたひとつ増えるのであった。

コメント

  1. おぉー! すばらしい。
    これ、頂いていいですか?
    某アングラ誌に載せたいですが・・・。