縦式 縦書き

標準のフォントはヒラギノ明朝、ルビや傍点もつけられる

しばらく前に、iPadに「縦式」というエディタアプリをインストールしていたのだけれど、ふと思いついてちゃんと使ってみたら、これが素晴らしかった。

iOSで縦書き対応をうたったエディタアプリは今までもあったが、縦書きなのはプレビューだけで、入力は横書きで行わなくてはならなかったり、機能がシンプルすぎて本格的には使えなかったりした。

しかし、「縦式」は、原稿用紙の枠にぴったり収まる、句読点の行末ぶら下げができる、2〜4桁の縦中横ができるなど、極めて本格的な仕様。しかも、ファイル自体はプレーンなテキストファイルで、iCloud Driveを使用するので、いつでも他のアプリからできる。カーソルスピードはもっと速くなってほしいけど、現状不満のない程度のスピードを保っている。

ファイルはiCloud Driveにテキストファイルとして保存される

iPadのFilesアプリからダブルクリックすると、うちの場合はiA Writerで開く。ルビや傍点は、自動的に青空文庫テキスト形式になっているのも便利だ。

他のアプリ(これはiA Writer)で開くと、ルビや傍点が自動的に青空文庫形式の記述になっている

最初にファイル名を決める必要がないので、思いついたところからどんどん書き始められるし、外付けキーボードを使っていれば、キーボードショートカットから文字数の情報なども表示できる。

2段組のPDFファイルに出力すると、それだけで電子書籍っぽくなる

ライターとしては、目標文字数の設定や選択範囲の文字数カウントが欲しいところだけど、iOS用の文書作成用エディタとしてかなり完成度が高い。広告が表示されるが、無料で使用できるので、文章を書く人におすすめだ。

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