さよならiMac

先月来、修理を試みてきたiMacとお別れしてきた。

だいぶ前から、動作が異常に遅くなっていた2011年モデルのiMac。武蔵境の修理業者に相談してきたが、ハードディスクの劣化・故障である可能性が高いとして、手持ちのSSDへの換装を依頼した。

その結果、一度は爆速Macとして生まれ変わったのだが、やはりおかしい。使っていると、何かの拍子で動作が遅くなる。テキストを打ち込んでいると、突然反応が悪くなる症状が頻発した。

再起動すると、いったんは治るのだが、少し使っているとやはり遅くなる。システムを終了して、イチから起動しようとすると、今度は電源ボタンの反応が悪い。

どうやら、原因はハードディスクではなく、ロジックボード(マザーボード)にあったらしい。ロジックボード交換となると、システムの中枢をそうとっかえということになる。

すでに一度修理業者で中を開けてしまったから、今からAppleに相談することはできない。修理業者でロジックボード交換という手もあるが、2011年モデルは古すぎて、ロジックボードの良品も入手困難らしい。

しょうがない。このiMacは修理を諦めて、仕事場用に新しいPCを購入しよう……というわけで、新たに購入したのがドスパラのmini Magnate IMだった。

iMacは再び武蔵境の業者に持ち込み、SSDを取り出してもらう。12GBぶんのメモリとSSDを引き取って、後は無料で引き取ってもらった。部品取りやリサイクルに使われるのだろう。2011年11月の購入以来、6年余り。Macにしてはトラブルが多かったが、よく働いてくれた。

この業者はなかなか良心的で、引き取りにあたって「あのう、先日の修理代についてはいかが致しましょうか。こちらの調査不足でしたし……」と申し出てくれた。強く押せば、全額返金も可能だったかもしれない。だが、SSD換装とOSインストールという作業は確実にこなしてくれている。そこで、作業料はそのまま、換装にあたって新規必要となったパーツは、店に引き取ってもらって返金してもらうことにした。合計で1万円ほど返ってきたのはありがたい。

これでうちのPCは、自宅用Mac mini(5年目)、MacBook Air11(4年目)、Chromebook(1年目)、仕事場のmini Magnate IM(1年目)という体制になった。

iMac、長い間お疲れさまでした。