西武池袋線上り屋敷駅跡

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仕事で東京の私鉄を調べており、その一環として西武池袋線の上り屋敷駅跡を見て来た。池袋−椎名町間にあった駅で、戦争末期に不要不急駅として休止となり、戦後復活することなく廃止された駅だ。

上の写真は、1995年に撮影したもの。たしか、番組制作会社の試験課題で、都内の再発見をテーマに番組企画書を作れと言われて撮ってきた写真だと思う。上り屋敷や万世橋などの、駅の遺跡を紹介する企画を作ったのだ。幸いこの課題はパスしたが、次のグループディスカッションでたたき落とされた。その時のことを思い出すと、今も脇の下が痒い。

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95年当時は、休止から半世紀を経て駅の基礎と階段が残っていた上り屋敷駅跡だが、今は取り壊されてサンクス西池袋上り屋敷店になっている。

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それでも、プラットホームがあった場所は今も鉄道用地が広くなっており、それとわかる。なお、上の写真で線路上を歩いているのは保線員だ。

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18年前の、池袋方の踏切から撮った写真。この頃は今よりももっとホーム用地の跡がわかりやすかった。

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上り屋敷の名前は、付近の公園や町会の名前に残っている。wikipediaによれば、江戸時代に狩猟に来た将軍の休憩所があったことに由来するらしい。

それにしても、95年の写真の、なんと昔に見えることよ。学生時代はそれほど遠い昔になってしまったということか。ぐすん。