新幹線の車窓ナイト3

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↑「窓ナイト」じゃないっすよ

先週30日、お台場の東京カルチャーカルチャーで、トークイベント『新幹線の車窓ナイト3』を開催しました。

ご来場くださった皆さん、USTREAMで視聴してくださった皆さん、ありがとうございました。


カルカルのイベントにメインで出演するのは7回目。原点でもある?『新幹線の車窓ナイト』は、2年ぶり3回目だ。別に、続編が出版されたわけではない。東日本大震災から約2カ月、被災地に配慮することも大切だけど、普段通りのアホなイベントもそろそろやろうじゃないか、ということで、急遽開催が決まったものだ。

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会場には、前回とほぼ同じ、約70人の方が集まってくれた。「鉄道のほとんど出てこない鉄道系イベント」だけあって?お客さんの層は、レールファンから若い女性までさまざまだ。

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↑カルカルのイベントは、飲みながらが基本。出演者も生ビールで乾杯

さて、すでに本の刊行から2年あまり。今さら、書籍制作時のネタで引っ張れるわけもない。すべてのコンテンツを新規で取材したいところだが、予算や時間の問題もある。あれこれ検討し、次のような構成にした。

1)2年経過し、書籍で取り上げた物件もだいぶ変化しているので、今昔対比をやる
2)車窓から見た風景を実際に訪れる企画は今回も3〜4本入れる
3)「こだま」の旅の魅力を取り上げる
4)車窓からわかる、鉄道のうんちくネタを入れる

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これはは、「727コスメティックス」に対抗するかのように現れた「ケータイ国盗り合戦」の野立て看板だ。4月15日の時点では存在せず、4月23日に発見された、ホヤホヤの新ネタだ。

「現地に行っちゃいました企画」は、「車窓ナイト」のメインコンテンツ。観光地でもないところを、写真と記憶を頼りに場所を特定し、公共交通で訪れる。観光地ではないだけに、発見の魅力があふれる旅となる。

今回は、「長泉原分古墳」、「プチプチ野立て看板」、「ニチバン安城工
場&ACSヘリポート」の3編を取材した。ただし、2年間で調査が進みすぎ、すでに現地までの道のりには迷いがない。そこで、廃線跡や乗馬クラブなど、現地に至る過程で見つけた旅的な物件を織り込んでみた。

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平塚市内の「プチプチ野立て看板」では、ゲストとして川上産業株式会社の杉山彩香さんが登場。実は、前回のイベント終了直後から、「次にイベントやるときは、ぜひご出演を」と話していた。2年ぶりに実現してよかった。僕がお会いするのは、昨年の「プチロック」以来2回目。トークも巧みで、どうみてもタレントさんだった。

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「ぷらっとこだまの旅コーナー」を経て、最後は、多摩川を渡ったところにある90度の急カーブが生まれた理由を紹介する、「新幹線必死だな(仮)」。明け方4時頃の制作で、相当ゆるいスライドになってしまったが、内容は結構真面目で、わかりやすいトリビアネタになったと思う。評判も良かったので、もし次回もあるなら、こうした「ゆるいうんちく」は増やしていこう。

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終演後は、何度やっても恐ろしいサイン会。1回目の頃と比べると、かなり文字が変わってきたはずだ。


今回の入場料のうち、お一人様300円×70人分(来場者数)の合計2万1000円を、東日本大震災の義捐金として、日本赤十字社に送らせていただきました。

Gienkin

また、次のイベントでもどうぞよろしくお願いいたします。いや、本も出さなくちゃ。

本当にありがとうございました。