iPad購入、まずはPDFリーダーを比較。

Img_1252

 iPad、買ってきた。

 購入の時刻を指定されていたけれど、通信会社との契約が必要なWi-Fiモデルの場合、時刻は目安に過ぎなかったようだ。少し早めに着いたものの、すぐに受け付けてもらえた。

 早速、事務所に戻って初期設定。

 昨日も書いたように、iPad導入の第一の目的は、書籍や雑誌からスキャンしたPDFファイルを見ること。まずは、PDFやeBookを表示するアプリケーションとして、「GoodReaderHD」、「i文庫HD」、「CloudReaders」の3製品を試してみた。

GoodReaderHD

9801
↑見開き表示ができない?

1201
↑縮小してページ全体を表示しても、非常に高画質

 iPhone用PDFリーダーとして、非常に有名なアプリケーション。100MBを超える巨大なファイルもストレスなく開くことができ、高速。PDFに止まらず、文書や動画など、非常に多くのファイルを再生できる、iPhone用総合リーダーとなっている。

 iPad専用版のGoodReaderHDも、表示は大変高速で安定しており、高品質だ。ページ全体を縮小して表示しても文字がつぶれず、拡大しなくても気持ちよく読める。しかし、横画面にしても、2ページを同時に表示する「見開きモード」が見当たらず、1ページずつしか見られない。

i文庫HD

9802
↑ページをめくるだけで楽しい。

1202_2
↑文字がつぶれてしまう

 青空文庫など、主に著作権フリーのeBookを読むためのアプリケーション。eBookのためのアプリであるため、「書籍」を意識した作りになっている。

 ページをめくる時は、ちゃんとページがめくられるアニメーションが見られるし、もちろん見開き表示にも対応している。右開き(縦書き)、左開き(横書き)、1ページ目を表紙とするといった、本のための設定が用意されている。

 使っていて大変気持ちのよいアプリケーションだが、欠点は表示品質。僕が扱うファイルが巨大すぎるせいかもしれないが、大きな画像を縮小して見開き全体を表示すると、文字がつぶれてしまう。一度拡大してから戻すときれいになるが、これはちょっと使いづらい。また、150MBくらいの大きなファイルを開くと、時々落ちることもあった。

CloudReaders

9803

1203

iPad専用として登場した無料のeBookリーダー。「ページをめくる」という概念がなく、右方向または左方向にずりずりと連続してページを表示していく。

 横画面では、2ページが収まる設計なので、「見開き表示」にも対応していると言える。動作は速くて安定しており、縮小表示も「GoodReaderHD」ほどではないがまずまずきれいだ。

 閲覧自体には特に欠点らしい欠点もなく、現時点では、スキャンした雑誌・書籍を見るなら、CloudReadersが一番よくできているようだ。

 ただ、大量のファイルを持ち歩く場合は、ジャンル毎にファイルをフォルダ分けしたくなる。その辺りがわかりやすくサポートされれば、僕の仕事に欠かせないツールになるだろう。

 画像ファイルは、「鉄道ファン7月号」の広告ページをお借りしました。

コメント

  1. 「ジャンル毎にファイルをフォルダ分けしたくなる」とありますが、現段階で、これを実現する方法はあるのでしょうか。Dropboxなどと併用してもいいのですが。