東京ビックサイトで、「世界旅行博2009」。建物の外には人影が少なく、「連休初日だからみんなリアル海外に行っているのでは」と心配したが、会場は、例年通り大勢の来場者でごった返していた。
今年の会場は、東館。入り口を、空港の出国ゲートに見立てる演出も、すっかりおなじみになった。そこにあった、各国語の挨拶をあしらったデザイン。
……なぜ、韓国語だけ「もしもし(여보세요)」なんでしょうか。
毎年、持ちきれないほどの観光パンフレットをもらってきて後悔するので、今回は韓国ブースに絞って、見てまわることにした。
かつての韓国ブースは、各自治体が観光パンフレットを配り、ステージで時々ショーを行うといった感じで、あまり面白いとは言えなかったのだが、今年はかなり頑張っているようだ。スタンプラリーのほか、体験イベントを数多く開催していた。
さて、ブログでもおなじみの、キムガンシクに会いに京畿道ブースへ行くと、ガンシクの代わりにうらかわひろこさんが立っていた。ソウル・梨大前で、韓方エステ「梨花」を営む日本人で、コーディネーターや広告代理業なども幅広く手がけている。京畿道ブースのお手伝いをしているらしい。やがて、ガンシクも戻ってきた。
京畿道は、6~7年前から、日本人向けの雑誌的な観光パンフレットの制作に力を入れているのだが、今、目の前に並んでいる最新のパンフレットを見ると、ずいぶんレベルがあがった。日本の、市販の旅行雑誌やガイドブックと比べても、遜色のないレベルだ。市販のガイドブックでは、京畿道のような地方については、ここまできめ細かくガイドするのは難しい。
ガンシクらと少し喋っていたら、男性のお客さんが話しかけてきた。韓国について、相当詳しい方のようだ。
「すみません、都羅山のほうへ電車で行きたいんですが、最近変わったとかで」
ガンシク「くりはらさん、お願いします」
くりはら「えーと、7月に広域電鉄線が開業しまして、ソウル駅の乗り場はですね、駅の西側に出まして……」
来年は、京畿道ブースでアルバイトさせてもらいますかね。江原道や済州島もできそうだ。
世界旅行博2009は、明日日曜まで。連休中、海外へ行く予定のない方は、ぜひどうぞ。