キヤノンPowerShotG11&S90

g11

s10

キヤノンが、コンパクトデジタルカメラの新製品を発表。

注目は、PowerShotG11だ。G1から続く、キヤノンの高級コンパクトデジカメシリーズの最新モデルだが、驚いたのは、その画素数。

前モデルのG10が、1470万画素だったのに対し、このG11は、1000万画素。旧モデルに対して、30%以上も画素数を落としてきた。

デジタルカメラは、一般的に「高画素=高画質・高性能」と誤解されているために、新モデルは必ずといって良いほど画素数を引き上げてきた。唯一ともいえる例外が、有効1020万画素を1010万画素に落としたパナソニックのLX-3だったが、これとてCCD自体が持つ総画素数は引き上げられていた。これほど、大幅に画素数を落とした新モデルは、前代未聞だ。

画素数が減ると、解像度(画像のきめ細かさ)は下がるが、画像処理に余裕が生まれるため、ノイズが減少し色がきれいに出る。G11の場合、ノイズレベルは前モデルの1/4だという。ダイナミックレンジ(表現できる明るさの範囲)も、4倍に向上しているらしい。

この辺で、高画素化競争も一段落といったところだろうか。

ちなみに、もうひとつの新製品、PowershotS90は、G11と同じ1000万画素のCCDを搭載しながら、より明るいレンズとスリムなボディを実現したモデル。オート中心となるようだが、普段使いにはかなり魅力的だ。

もっとも、僕はこのところコンパクトデジカメには心が動かなくなってしまったので、購入予定はない。もし買うなら、S90……、いや、興味ない。このサイズで、APS-Cサイズ(通常のデジタル一眼レフサイズ)のCMOSが入ったらいいのにな。あと、3年くらいかかるだろうか。

コメント

  1. 「キヤノン」を含むニュースと関連グッズの紹介

    イマナビでは「キヤノン」を含むニュースと関連グッズの紹介をしています。「キヤノン」に興味があれば是非ご覧ください!