銚子電鉄の向後さん

Kougosan

 事務所近くのカフェで、銚子電鉄の鉄道部次長、向後功作氏と打ち合わせのような、雑談のようなひととき。

 2006年秋、銚子電鉄が電車の修繕費を出せず窮地に陥ったとき、ホームページに掲載された「電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください!!」という言葉がきっかけになって、全国からぬれ煎餅の注文が殺到したことがあった。

 その際、何度もマスコミに登場したのが、向後さんだ。無事電車の車検が行われたときには、感激のあまり涙を流す姿がテレビで流れたこともあった。いつも笑顔で銚子電鉄と銚子の町の魅力を語ってくださる、銚子電鉄の名物次長さんだ。

向後功作
 1963年銚子生まれ。銚子育ち。1983年、銚子電気鉄道株式会社に入社。現・鉄道部次長。2003年に千葉大学工学部都市環境システム学科に入学。まちづくりについて研究する。趣味は町歩き、写真、金管バンド。
ブログ:向後功作の銚子散歩
著書:がんばれ!銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり(日経BP社/2008)

 来年1月から始まる、日経Wagamagaの新連載「ローカル線でちいさな旅へ」。関東のローカル私鉄を中心に、各地のローカル線を旅し、鉄道ファンでなくても楽しめるショートトリップを提案する企画だ。単に僕が乗り歩くだけではなく、事前にWagamagaラウンジのメンバーの方から情報や要望を募り、読者の方と対話しながら進めることにしている。更新は週2回、1路線につき1~2カ月かけて、じっくりレポートする予定。

 その第一回の舞台が、毎度おなじみ銚子電鉄。そこで、以前から大変お世話になっている向後さんに、協力をお願いしたのである。

 単に鉄道会社の社員であるというだけでなく、銚子の町をこよなく愛し、まちづくりを通じての地方鉄道の復活についても真剣に考えていらっしゃる向後さん。快く、引き受けてくださった。

 銚子電鉄の沿線には、電車に乗っているだけではわからない、たくさんの魅力が詰まっている。誌面に制約の少ないネットだけに大変充実した企画になりそうで、今から取材が楽しみだ。

このブログの、銚子電鉄に関するエントリ
銚子電鉄の旅
銚子電鉄「鉄子電車」
銚子電鉄「鉄子号」完成披露ツアー
銚子のイヌさん

コメント

  1. ひぃちゃん より:

    一昨年、某サイトでお友達になった人が銚子に住んでいて[ぬれ煎]を送ってくれました!!
    美味しかったですよ^^
    いつかはそのお友達に逢いに銚子まで行って電車に乗りたいなぁ^O^/

  2. かんりにん より:

    ぬれ煎(……は、商標登録されているので、ぬれ煎餅とするのが正式だったりします)、おいしいですよね。
    今日、とりあえず銚子に行ってきました。
    ほんと、いいところですよ。ぜひ一度、列車で訪れてみてください。