東横イン釜山中央洞その2

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 釜山の東横インには、計4泊したのだけれど、なかなか頑張っているなあと感じたのが朝食。お馴染みのふりかけおにぎりのほか、日によってはキムパプ(海苔巻き)やカレーライスが出た。カレーはいわゆる韓国カレー(給食カレーに近い)だが、朝食べるカレーとしては、なかなか。つい、食べ過ぎた。

 個人的には好印象だった釜山の東横インだが、韓国に定着できるかはまだわからない。釜山在住の知人と話したところでは、やはり部屋の狭さがネックになるのではないか、とのことだった。

 韓国人のブログをまわって、感想を拾ってみた。

 予想通り、どこを見ても、決まり文句のように「아담하다」(こぢんまりしている)と書かれている。思わずにやりとしたのは、「ここはどこの船ですか」というコメント。確かに、シングルならまだ落ち着けるかもしれないが、ダブルは、僕が見てもちょっとどうかと思う狭さだ。

「LANケーブルがあるのに、PCがないのが不思議」という指摘もあった。確かに、韓国では、4~5万Wで泊まれる今どきのモテルなら、客室に大画面液晶テレビやデスクトップPCがあるのが当たり前だ。こうした、韓国のホテル文化を無視しているように見えるのは、ちょっと気になる。

 一方で、施設のきれいさやサービス、ふかふかの布団などは、おおむね好評のようだった。「モテルは危ないので、モテルの値段で安心して泊まれる東横インはすごくいい」という女性も。確かに、女性一人、あるいは女性のグループでモテルに泊まるのはなかなか抵抗がある。ビジネスマンをターゲットにしているようだが、案外「女性が安心して泊まれるリーズナブルなホテル」として、需要があるかもしれない。

 日本人には文句なく薦められる東横イン。来年にはソウルの東大門、釜山の西面、そして大田などにオープンするらしい。韓国に定着するか、それとも某牛丼チェーンの二の舞いになるか。かなり興味がある。

コメント

  1. とうちゃん より:

     おはようございます
     いつも見せていただいています。また、見に来ていただきありがとうございます。
    先日、仁川からの帰り、朱鷺メッセで開催される「国際ディスプレイワークショップ」という会議に参加する韓国の方と搭乗口前で話す機会がありました。LGの若い研究者です。韓国語で話すのは好きですので、私の車で新潟駅前にあるホテルまで送りましたが、その際、「新しいビジネスホテルなのできれいだろうけど部屋が狭いので驚かないで」と言っておきました。
     確かに韓国のモテル、荘と比べるとへたすりゃ4分の1とかそんな広さの日本のビジネスホテル、初めてだとびっくりするかもしれませんよね。
     でも、、「아담하다」、よい意味で使われる場合が多いのではないでしょうか?「大きすぎず、うまくまとまっていてちょうど良い」そんな感じ。 まだまだ勉強中の身ですが、韓国語と接していて、そんなふうに感じています。
     「根性」が、日本ではプラスの意味なのに韓国ではマイナスの意味、「因縁」は日本ではどっちかってばマイナス、韓国ではどっちかといえばプラス、そんなふうな2つの言語の特徴から考えるとほめている言葉のように思えますが、いかがでしょう?

  2. かんりにん より:

    とうちゃんさん、いつもありがとうございます。
    そうですね。「너무 작다/좁다」(小さすぎ/狭すぎ)ではなく「아담하다」(こぢんまり)を使っている人が多いのは面白いと思います。とはいえ、ブログを読んでいると、部屋が小さいこと自体はやはりマイナスの印象になっているように感じます。
    全体としては、きれいだしサービスも良いので、貶す気にはならない、だから「こぢんまり」を使っている……。
    僕はそういう印象を受けました。あるいは、みんな
    日本のチェーンだと知っているので、狭いのは最初から覚悟している、というのもあるかもしれません。

  3. メーロン より:

    期待して待っていた食事の写真ありがとうございます。
    韓国でカレーを食べた経験は大昔に外国語大の学食で一度だけあっただけでしたが、このキムチと沢庵が添えてあるのは一般的なんですかね。
    モーテルと観光ホテルの間にある女性も安心できるビジネスホテルは今までなかったと思うのであとは韓国人の意見を上手く取り入れて定着して欲しいものですね。