ドコモにMNP?

 九州の旅の続きを書いていたら、あとちょっとで完成というところでPCがフリーズ。Googleマップが恨めしい。

 やる気をなくしたので、別のことを書こう。

 えーと、じゃあ、ケータイの話。

 実は、ドコモにMNP(同番号での移動)しようかなあ……と思案中だ。

 ソフトバンクの端末を使い始めて、まもなく2年。当初は、WILLCOMをメインで使い、ソフトバンクは地方取材と受信中心に使うつもりだった。だから、基本料980円のホワイトプランは、魅力的だった。

 しかし、今では通話とショートメールはほとんどソフトバンクを使うようになった。そうなると、ソフトバンクは意外と高いのだ。

 たとえば、僕にしては発信がかなり多かった、9月の通話料。通話料の単位である30秒を「1度」とすると、大雑把に言って僕はソフトバンク以外の電話に約120度ぶん発信した。つまり、約60分ぶん電話をかけたわけだ。そして、ソフトバンクあての無料通話は、約40度(20分ぶん)。これを元に、料金を計算してみよう。

 僕は、「ホワイトプラン」(980円)に、通話料が半額の30秒10.5円となるオプションの「Wホワイト」(980円)を付けている。つまり、基本料は1960円だ。

 そして、通話料は、10.5円×120度で1260円。合計3220円となる。

 では、同じ内容でドコモではいくらになるだろう。街中の販売店に行くと、1世代前の高機能端末を、「バリュー一括」9800円程度で購入できる。これに、2年契約となる「ひとりでも割50」を付けると、2100円分の無料通話の付く「プランSバリュー」(通常料金3150円)が、半額の月額1575円となる。これが、基本料だ。

 通話料は、ソフトバンクでは無料だった40度ぶんにも課金されるので、通話の度数は、160度だ。「プランSバリュー」の通話料は、30秒18.9円。

 ということは、通話料は18.9円×160度で、3024円。このうち、2100円分は「プランSバリュー」の基本料に含まれるので、実際に課金される通話料は924円となる。基本料1575円との合計は、2499円。

 ソフトバンク=3220円
 ドコモ   =2499円

 というわけで、721円、ドコモのほうが安いという結果になった。ちなみに、メールなどのパケット通信料はほとんど同じなので、ここでは省略してある。

 試しに、ここ半年の通話明細をもとに計算したら、すべてドコモのバリュープランのほうが安いという結果になってしまった。

 いつのまに、ドコモはこんなに安くなったのか。ひみつは、「バリュー一括」という端末の販売方法にある。

 バリュープランというのは、本来、端末を定価で販売する代わりに、通話料を安くするという制度だ。

 例えば、以前の販売方式で、端末は1円、毎月の基本料金が4000円というプランがあったとしよう。

 これを、端末を定価の4万8000円、24回払いの月々2000円で販売する代わりに、その分基本料金を2000円程度と安く設定する。これが、バリュープランだ。

 端末の分割払いが済んでも、そのまま使えば安い基本料はそのまま。機種変更せずに、同じ端末を長く使えば、それだけお得になる、という仕組みだ。

 ところが、今年の春くらいから、「本当は端末は定価で売る約束だけど、特別に古い機種は在庫処分で安くしましょう」という「バリュー一括」が登場し、いつの間にか定着してしまった。中には、2世代前の不人気機種を、「バリュー一括」1円で販売するケースも出ている。これでは、単に基本料が半額になっただけのようなものだ。

 最近のソフトバンクは、2年単位で契約した場合の特典がどんどん減ったり、データ通信の課金範囲が広がったりと、どうもサービスの低下が目立つ。加えて、やはり地方ではドコモやauに比べて電波が弱い。

 メールアドレスは微妙に変わってしまうが、年末商戦あたりで乗り換えるか……。

 かなーり、心が動いている。

コメント

  1. TKC より:

    たしかに、「バリュー一括」や「スパボ一括」が月末恒例になっておりますな。
    ドコモは電波状況もいいし、地方でも困らないと思います。
    僕自身は、SamsungとNokiaがあるので(Nokiaは撤退ですが…)、ソフトバンクからは離れられないなぁ。
    まぁ、ドコモも1台持っているので、わざわざドコモ×2にする必要がないという理由もありますが。