休日は「はやぶさ」に乗って

はやぶさ02

 そういうわけで、23日18時3分東京発の寝台特急「はやぶさ」で、九州に行ってきた。来年春の廃止が噂される「富士・はやぶさ」には、これまで何度か取材で乗車してきたが、今回は完全な遊び。「みちのく会」の仲間4人で、開放B寝台18時間の旅だ。元々は、M森と2人で行こうと言っていたのだが、寝台券が4枚確保できてしまい、呼びかけたらM村、S本の2人が参加してくれた。我々もいい歳だが、相変わらずフットワークは軽い。

 取材の時は、いつも乗車率20%程度とガラガラだった「富士・はやぶさ」だが、廃止がほぼ確定事項として伝えられる中での3連休とあって、A寝台個室からB寝台まで、完全に満席。東京駅だけでなく、横浜、熱海、沼津、富士、静岡、浜松……と、停車駅ごとにそれなりの乗車があった。まるで、1980年代、初めてブルートレイン「あさかぜ1号」に乗ったときのようだ。

 鉄道ファン、家族連れ、年配のグループと、バラエティ豊かな乗客たちを見ていると、九州特急にももう少し生かしようがあったのではないかと思う。

 と、まあつい乗客の観察などをしてしまうのだが、今回はプライベート。ネタ集めに奔走する必要もなく、ゆったり、のんびり好きなように寝台列車の旅を楽しめる。食堂車もシャワーもないが、予め食料を用意しておけば、それなりに楽しめるものだ。大丸地下の食料品売り場や駅弁売り場で、酒もつまみもたっぷり準備してある。今回は、周囲もほとんどが記念乗車とあって遅くまでざわついており、多少おしゃべりしても問題ないのも良かった。

 翌朝は、僕の神通力によって大雨。お約束通り約30分の遅れとなり、12時17分に熊本駅に到着した。4人は、ここでとりあえず解散。M森は九州新幹線へ、M村は甘木鉄道へ向い、僕とS本は上り「リレーつばめ」で久留米を目指した。

 実は今回の旅、ここからが本番?である。

コメント

  1. TKC より:

    行けなくて残念。もう久しく、寝台特急には乗ってないなぁ。
    最後は「北斗星」だったけど、何年前のことやら…。
    旅の続き、楽しみにしてます。
    そして、amazonからメールが。
    明日、新刊が届くそうです。こちらも楽しみです。