テキスト入力ツール「pomera」

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ほしい。

キングファイルやテプラで知られる、キングジムから発表されたデジタルメモ「pomera(ポメラ)」。

 テキストを入力する、ただ、それだけのためのツールだ。

 スペックは、清々しいほどに潔い。

 145×100×30mm(折りたたみ時)という文庫本サイズの筐体に、折りたたみ式のフルキーボードを搭載。キーピッチは17mmと小型ノートパソコン並みで、日本語入力ソフトにはATOK2007を採用している。

 モニターは、4インチのVGA(640*480)モノクロディスプレイ、電源は単4アルカリ電池2本で、公称20時間駆動。起動時間は、2秒という。

 通信やスケジュール管理といったPDA的な機能は一切搭載せず、データのやりとりはUSB接続かmicroSDで行う。搭載メモリは、128KB。MBじゃない、KBだ。MSXかよ(笑)。

 値段は、2万7300円。ちょっと高い。

 はっきり言えば、売れないと思う。でも、一部の人には、熱狂的に受け入れられるのではないだろうか。

 いつでも、どこでも、しっかりしたキーボードで文章を入力できる。

 ライターである僕にとって、これほど魅力的なツールはない。

 潔いスペックに対し、値段はちょっと高いと思う。今や3万9800円でネットブックが買える時代だ。枯れた技術を集めたツールに、3万円近い値段は少し割高感がある。本当は、1万円台で出してほしいのだが、これだけコンセプトがニッチだと、ちょっと難しいかな。

 もうひとつの難点は、バックライトが搭載されていないこと。乾電池駆動だと難しいのだろうが、多少暗めでも、搭載してほしかった。

 発売は11月10日。イチキュッパとかだったら、即決なんだけどなあ。

 ていうか、速攻で買いそうな気がする……。

※初出時値段を間違えていました。お詫びして訂正します。

コメント

  1. エモやん より:

    これはすごい!
    確かに、イチキュッパなら即買いですねー

  2. やまっち より:

    確かに私もこの記事見た瞬間欲しくなりました。
    でも確かに値段は高いですね。