世界旅行博2008

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 飛び石連休初日、海外へ旅立つ人で賑わう、成田空港第二旅客ターミナル……、

 ではなく、有明の東京ビッグサイト。今年も、「世界旅行博」の季節がやってきた。世界130の国と地域が参加する、アジア最大の旅行博覧会だ。

 去年は、西館の1・4階で開催されたために、どこか狭苦しく感じたものだが、今年は例年通り、東館ぶち抜きでの開催。台風一過の爽やかな秋晴れとなり、昨年よりも多くの人で賑わっていた。

 今年も、韓国ブースを中心に見学してきた。

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 韓流がブームから1ジャンルに落ち着き、次の一手を模索している韓国。それでも、燃油サーチャージの高騰やウォンの下落から、一時の退潮ムードを脱した感がある。

 今年も、基本的にはパンフレットの配布が中心だが、各自治体が用意する日本語パンフレットは年々完成度が増している。以前は、表紙に大きく「いらっしゃいませ」と書くつもりが、「いらっしゃいません」と大書きされてしまっているようなパンフレットが多かったが、最近は一般雑誌並みのビジュアルと情報量を備えるものも珍しくない。ざっと読むだけでも、かなり楽しめる。

 でも、韓国にさほど関心を持たない人に、パンフレットを手にとってもらい、ちゃんと中まで読んでもらうのは、簡単ではないはずだ。

 昨日、汐留のコンラッド東京で開催された江原道の観光説明会では、 日本人向けに制作された、修学旅行と熟年旅行のドキュメンタリー風プロモーション映像が目を引いた。「アジアを代表する歴史ある伝統文化の町……」といったありきたりの紹介に留まらず、実際に日本人の旅に密着しており、その映像にはかなりの説得力があった。

 旅行博の韓国ブースにも、そんな臨場感を感じられる演出が、もうひとつあれば良いのにな、と思う。今年はB-BOY(ブレイクダンス)のショーが中心で、とても見応えのある素晴らしいステージだった。これに加えて、新しい韓国旅行を具体的にイメージできる演出があれば……。

 たとえば、写真に興味を持っている女性芸能人に韓国をあるテーマに沿って旅してもらい、その写真と映像を見ながらのトークショー、とか。

 韓国旅行というと、いまだに「焼肉・エステ・韓流」といった固定イメージが強い。特に地方となると、どんな旅が待っているのか、イメージしづらいものだ。

 そんなことを考えながら会場を歩いていたら、グァムのブースで、ハイテンションなトークが聞こえてきた。

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 東京海洋大学客員准教授で、農林水産省水産庁水産政策審議会特別委員、千葉県立安房博物館客員研究員などを務める、高名な水産評論家の大先生であった。

 いやもう、今日はこれだけでトクした気分になれた。

コメント

  1. mai より:

    …この被り物の主はΣ( ̄□ ̄;)
    にしても「いらっしゃいません」パンフ…やっちまった感アリアリですが(笑)私なら手に取っちゃいますね、確実に。

  2. TKSY より:

    関西に移るとこれに行けなくなるのが少々残念です。
    先週末、焼肉を喰うためだけにソウル経由で釜山往復しました。相変わらずな点は反省します(笑)。

  3. ノースウエスト航空 時刻表

    ノースウエスト航空について