ソニーα900発表

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 ソニーから、フルサイズセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「α900」が発表された。

 2460万画素のフルサイズセンサー(通常のフィルムと同じサイズのセンサー)に、100%視野率という素晴らしい視認性を備えたファインダー、あらゆるレンズで手ぶれ補正が有効なボディ内手ぶれ補正機能。

 僕は、ソニーデジタル一眼レフの前身である、コニカミノルタの純正標準レンズを持っている。一瞬、キヤノンのシステムを売却して、ソニーに乗り換えようかと思った。

 だが、背面の液晶を見ながら撮影できるライブビュー機能がないと知って、気持ちが落ち着いた。一眼レフで、コンパクトのような撮り方をするわけではない。しかし、三脚にカメラを固定し、風景や花などを、きっちりピントを合わせて撮影するのに、ライブビュー機能は不可欠なのだ。

 今は、EOS5Dと40Dが現役である。

Eos5d

 この春、「秘境駅」の取材に合わせて清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した、EOS5D。1280万画素のフルサイズセンサーが生み出すノイズレスで、深みのある画像は、何ものにも代え難い。5年間はメインのカメラとして活躍してもらうつもりだ。

 しかし、この前の取材で、初めてその気持ちが揺らいだ。画質は素晴らしい。だが、設計が古い5Dは、レンズ交換時などに、センサーへ簡単にゴミが付着する。ゴミが付着すれば当然撮影した画像にそれが写り込んでしまい、フォトショップなどでの修正を余儀なくされる。

 ライブビュー機能がないのも、今となっては結構つらい。先週末の取材では、これがネックになって大事な撮影をサブの40Dで行うことになった。

 年末までに、EOS5Dの後継機が登場する。

 おそらくは、2100万画素に90万画素のモニター、DIGIC4、ライブビュー、ゴミ除去機構を搭載してくるはずだ。連写性能も、秒間5枚にアップするかもしれない。価格は……35万くらいかなあ。

 買ってしまいそうで、怖い。

コメント

  1. renoma より:

    秘境駅、買いましたですよ。