渋谷通り魔事件

 19時。

 打ち合わせで渋谷駅東口の文教堂に行こうとしたが、間違えて南口の山下書店に行ってしまった。

 歩道橋に上がって、方角を確認しようとしたときだ。

 東横のれん街の入口のほうで騒ぎがあり、警察官が集まってくるのが見えた。覆面パトカーが1台停まっている。そう言えば、さっきJRの南口改札で、盾を持った私服警官に、若い男性が何かを話しているのを見た。

 歩道橋から降りると、1人のおばあさんが、盾をもった警官たちに囲まれて、東横線南口改札方面から現場方向へ歩いて行った。

 瞬く間に周囲は騒然となり、人垣ができた。パトカーも次々と集まってくる。

 だが、文教堂へは、あそこを通らないと行けない。

 群衆の中、少しずつ歩いていくと、のれん街の入口で、腰を押さえてうずくまっている女性が見えた。

 刺されたのだろうか? でも、血は見えない。救急車もいないようだ。

 もしかして、例の猿か? あるいは、ひったくり?

 そんなことを考えながらゆっくり歩き、5分ほどかかって現場を通過した。

 ニュースでやっていないので、2ちゃんねるのニュース実況板を開いたところ、通り魔事件らしいことを知った。

 打ち合わせには、15分遅刻した。

21時追記
犯人は自称70代の女性で、殺人未遂で、南口改札にいたところを現行犯逮捕とのこと。ということは、僕の目の前を警官に囲まれるようにして通過していった、あのおばあさんだったのか。

コメント

  1. 収容所体験者としてはこの背景・動機が理解できます、生活保護を食いものにするNPO・SSSは当にアウシュビッツ収容所です、施設内での殺人事件の発生も封印され、隷属するしかない収容者の逃亡は絶えません。
    被保護者の生活支援をすべき行政(ケースワーカー)は施設内生活にも無関心で、収容者に対しては自立支援活動もしません、そもそもケースワーカーの存在すら知らされないのです。
    http://suihanmuzai.hp.infoseek.co.jp/SSS/index.html