最終の「のぞみ」で帰京。
京都駅の新幹線連絡改札口で、予め買って置いた指定席特急券と、周遊きっぷの"かえり券"「京都市内発東京都区内行き/経由:東海道新幹線」を自動改札に入れた。すると……
「当駅までの乗車券をご用意ください」
ゲートが、閉まってしまった。
前にいた駅員が、さも当然と言った顔つきで近づいてきた。
「ここまでの乗車券はお持ちですか。きっぷを拝見します」
ここまでの乗車券を持っていなかったら、それはすなわちキセルである。僕は紛うかたなき「京都市内発東京都区内行き/経由:東海道新幹線」の磁気式乗車券を持っているのだ。普通は、「申し訳ございません、乗車券を拝見してもよろしいでしょうか」とソフトに言うべきところだろう。少し飲んでいたこともあり、珍しく、かなりカチンと来た。
持ってるよ、当たり前でしょ、と強い口調で言いそうになったのを思いとどまり、黙ってきっぷを差し出す。駅員は、しばらくきっぷを見つめてから、改札印を押して無言で返してきた。「失礼しました」の一言もない。かなり、気分が悪かった。
東京駅に到着し、在来線への連絡改札で乗車券と特急券を機械に差し込んだら、ここでも赤ランプが付いてゲートが閉まった。どうやら、東海道新幹線の自動改札は、周遊きっぷがプログラムされていないらしい。
さすがは、JR東海だ。
周遊きっぷ
廃止された周遊券に代わり、JRが導入した割引きっぷ。特急自由席を含め、一定のエリア内のJR線(一部私鉄も)に4~10日間乗り放題となる「ゾーン券」と、出発地からゾーン券の入口までの「ゆき券」「かえり券」をセットにして販売する決まり。ゆき券・かえり券は、それぞれJR線に201km以上乗車することが条件で、それぞれ普通運賃の2割引となる。しかし、片道600km以下で、経路にJR東海の東海道新幹線を含む場合は、割引率が5%になってしまう。
コメント
> 周遊きっぷがプログラムされていないらしい。
うーん。どうでしょうか。
おそらく「京阪神ゾーン」をお使いのことだったと思いますが、かえり券と一緒にゾーン券を改札機に差し込んでいれば、通れたのかも…
私のあやふやな記憶では、去年、「近江路ゾーン」と京都市内→横浜市内のかえり券を一緒に、同じ京都駅の新幹線連絡改札口で改札機に入れたときには、すんなり通れたような気がします。
横浜市内→米原のゆき券は確実に新幹線の自動改札を通れたはず(トラブルの記憶なし)。
今度、チャンスがあれば確認してみます。