岩手・宮城内陸地震

岩手・宮城内陸地震で被災された方に、心からお見舞い申し上げます。

そして、心配してくださった知人・友人の皆さん、ありがとうございます。地震発生時、僕は札幌から「スーパー北斗6号」に乗車しており、地震の影響はありませんでした。

ショックなのは、宮城県栗原市栗駒の、駒ノ湯温泉が倒壊し、行方不明者がでていることです。記憶が正しければ、この宿は1990年に、レイルウェイ・ライター種村直樹氏と宿泊した温泉旅館。山奥の一軒宿で、今ではあまり考えられないくらいにのんびりした時間を過ごせました。当時大学浪人中だった僕にとって良い息抜きになったものです。その旅の模様は、『気まぐれ列車も大増発』(実業之日本社/絶版)で作品にもなりました。

今も、宿泊客、従業員ら7人が行方不明とのこと。「今回は、湯治でしたか」と親しげに話しかけてくれたご主人のことは今も覚えています。

新聞社などの災害場所を示す地図が、手前にある「くりこま荘」を指していましたが、くりこま荘はホームページで全員の無事を表明しているので、被害を受けたのはその奥、行き止まりにある、僕らが宿泊した「駒ノ湯温泉」であるようです。

また、昨年廃止になったくりはら田園鉄道の資産保存について尽力していた、鉄道博物館学芸員の岸由一郎さんらも犠牲になってしまいました。直接の面識はありませんが、大変熱心な方と聞いていました。残念です。

犠牲になられた方々のご冥福を、心からお祈りします。

※6月16日追記しました。

コメント

  1. かごしぽ より:

    宮城・岩手と知り合いが多いので連絡を取ろうと思うのですが、邪魔になってはいけないと思い、ちょっと時間をおいているところですが……岸さん、残念でした。先日はじめて鉄博に行って、交通博物館を進化させた魅力に感心していたところでした。今回の地震で命を落とされた皆さんの、ご冥福をお祈りします。