恵安のポータブルストレージ KPD-2500

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 台湾・恵安社の「MemoryBank」KPD-2500を買った。5280円。バッテリーと各種メモリーカードリーダーを内蔵し、2.5インチのハードディスクを入れると、パソコンが無くても出先でメモリーカードの内容をバックアップできるポータブルストレージになる。地方取材の時など、デジカメで撮影したデータを保存するのに便利だ。

 今までは、飛鳥社のTripperを使っていたが、実質17GBしかなく、バッテリーももたないので、買い換えを検討していた。9000円で100GBのハードディスクを購入し、計1万5000円。ソニーなどのメーカー品は、40GBで2万円台半ばだから、ちゃんと動いてくれればかなりお買い得だ。

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 裏蓋を開けたところ。ここにハードディスクを入れると

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 こんな感じになる。この写真は、まだディスクを置いただけで、右側のコネクタに接続する。ハードディスク自体は、コネクタ以外ネジなどの固定するものがなく、ちょっと不安。

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左サイドに、SDカードスロットと電源ボタン、コピー開始ボタンがある。見ての通り、ネジやボタンの成形は作りが甘く、アジアっぽい。

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反対の右サイドには、今や絶滅寸前のスマートメディアスロットがある。実は、ここにフジやオリンパスが採用しているxdピクチャーカードも挿せる。

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本体下部。USBコネクタ、電源コネクタ、LEDが並ぶ。AC電源か、USBでPC本体に接続すると自動的にバッテリーが充電され、充電中はLEDが赤く光る。充電が終了すると、LEDはグリーンに変わる。満充電にかかる時間は、4~5時間。連続動作時間は3時間というが、まあまずそんなにはもたない。

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本体上部に、コンパクトフラッシュのスロットがある。いずれのコネクタも、カードを挿すとかなりはみ出す。メモリーカードを挿したまま鞄に入れたりするのは、危ない。

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 実際に動作させると、こんな感じ。SDカードから325MBのデータをコピーしている。本体だけでは、メモリーカードからハードディスクへのコピー以外何もできない。USBケーブルでPCにつなぐと、外付けハードディスクとして普通に扱うことができる。ただし、転送速度は遅く、4GBのデータの転送に30分近くかかった。

 アジア製の機械らしく作り込みの甘さが随所に見られ、動作させるまでにも何度かトラブルに見舞われた。代表的なのは、、

・PCがハードディスクを認識しない
・100GBをFAT32でフォーマットできない

 というもの。なんとか乗り越え、今はとりあえず安定して動いている。また時間のあるときにレポートしたい。