ただいま某エクセルシオールカフェで、コーヒーブレイク中。
ついさっき、カウンターで順番を待っていた時のことだ。注文しているおばちゃんが、なにやらレジの女の子にしきりに話しかけている。
どうやら、その言葉は韓国語。本国と同じノリで、アルバイトの女の子にあれこれ世間話をしているようだ。
女の子は、愛想笑いを浮かべて「あ…はい…」と困惑気味である。
そのうち、おばちゃんがメニューを指さして何か言い始めた。別にクレームというわけではなさそうだが、質問しているように見える。
韓国でも、スタバをはじめとするシアトル系(という言い方は古いのかもしれないが)コーヒーショップはすっかり定着した。だが、値段は日本よりも高い。だから、日本に来てスタバやエクセルシオールを愛用する韓国人は多い。
おばちゃんは、まだ何か話しかけている。女の子は、ますます困惑顔だ。怒られるでもなく、外国人にわからない言葉でまくしたてられたら、誰でも困るだろう。
どうやら、僕の悪い癖を出す時が来たようだ。ここは日本だ、思いとどまれ……と思ったが、もう止まらない。僕は韓国語でおばちゃんに話しかけた。
「おばさん、よかったら、私が通訳して差し上げましょうか?」
例によって、おばちゃんはびっくりした顔で僕を見た。
「…おや、あなた韓国語を話せるのかい。いや、いいよ、もう注文済んだから。ありがとう」
おばちゃんは、そう言うと商品待ちのカウンターへ移った。レジの女の子は、僕に軽く会釈。役には立たなかったが、良いことをしたようで気分がいい。
そして、僕の順番が来た。
「アイスラテ、ショートサイズで」
女の子は、にっこり笑って復唱した。
「はい、アイスショートラテですね。ありがとうございます。ハングンマル、チャラシネヨ(韓国語お上手ですね)」
彼女も韓国人だった_| ̄|○
コメント
栗原さん、こんにちは。
すごいどんでん返しですね。
ってか、「ハングンマル、チャラシネヨ」の最後の部分が「氏ねよ」であることに今日はじめて気がつきました。
うはははは、やられましたね。
エクセシオールでバイトするアガシかぁ。
『コピー・コーヒー・鼻血』なんて映画のタイトルを思い出しました。
「こちらでお召し上がりですか」と言われた瞬間に、「えっ」と思ったのですけどね。
お姉さん、さっき日本語で返事してたじゃない、とか思いました。
そうか、「氏ネヨ」って言われてたのか……orz
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いいorzっぷりですね。
楽しませていただきました。