今回のエントリは、資料として書いたので、たぶん面白くはありません
帰国前日、永豊文庫で、ハングルキーボードを買ってきた。
ハングルのキーボードは、日本でも秋葉原のクレバリーなどで購入できるが、割高な上、キータッチが僕の好みに合わなかった。仕事柄、キー入力の快適性は非常に重要だ。今までは日本語キーボードにシールを貼って使っていたが、すぐ剥がれてしまううえ、キートップが糊で汚れてしまうので嫌だった。
今回購入したのは、i-rocksのKR-6100。X字構造のキーを備える、キータッチにこだわったスリムキーボードだ。値段は、2万3000W。
帰国して、早速事務所のPCに接続してみた。
ウェブサイトでも、キータッチの良さを強調するだけあって、かなり入力しやすい。浅めのキーストロークも、僕好みだ。
だが、ハングルキーボードを日本語Windowsで使おうとすると、いくつか困ったこともあった。
まず、WindowsXPのちょっとした不具合だ。WORDなどで日本語と韓国語が混在する文章を作っている時に、いったん韓国語IMEに切り替え、再び日本語IMEに切り替えると、勝手に「かな入力」モードになってしまう。ATOKやMS-IMEで「ローマ字入力」モードに戻そうとしても、うまくいかない。これはOS側の問題らしく、韓国のPC房などで韓国語版Windowsを使っている時にも同様の不具合が発生する。
この現象から復帰するには、画面右下にある言語バーの、「KANA」をクリックすればよい。2回目以降は、しばらくこの現象は発生しないが、時々気まぐれで発生するので、そのたびに「KANA」をクリックすることになる。
右下の「KANA」をクリックすれば、ローマ字入力に戻れる
もうひとつ、キー配列の問題がある。ハングルキーボードは、基本的に英語キーボードと同じASCII配列なので、一部のキー配列が日本語キーボードと異なる。中には、「¥」や「_」のように、そのままでは入力できない文字もあるので、別途ユーティリティソフトなどを導入して、キー配列をキーボードに合わせてやらなくてはならない。僕は、「猫まねき」というフリーソフトを使って、キーの表示通りに入力できるようカスタマイズしている。
「猫まねき」を使っても回避できない問題もある。それが、「한/영(韓/英)」キーと「한자(漢字)」キーだ。このふたつのキーは、それぞれ日本語キーボードの「変換」、「無変換」の位置にあるのだが、日本語入力時にはユーティリティソフトを使ってもこれらのキーに機能を割り当てることはできない。僕は、「変換キー」に「ATOKのオン・オフ」、「無変換キー」に「部分確定(確定して次の文節へ)」を割り当てていたが、それぞれ隣のAltキーに設定しなおした。すぐ隣のキーではあるが、位置を指先が覚えているだけに、慣れるのはちょっと大変だ。
設定を終え、試しに原稿を書いてみたが、なかなか快適。左右の親指が、「変換」「無変換」を探してまだ迷うが、今後韓国語のテキストを入力するときには、強い味方となってくれそうだ。
以上、ハングルのキーボードを使ってみたい人は、参考にしてください。
コメント
PS/2キーボードを買われたのですか?
私は BTC 6100というUSBキーボードを会社用ノートブックで愛用しています。
http://www.btc.com.tw/english/2-7-07keyboard.htm#6100
同じくアンダーバーが出せずに困っておりました。
早速猫まねきを入れてみたのですが、USBキーボード非対応だそうで、残念です。
PS2であります。USBキーボードなら、KeyCtrlを使うと良いのでは。
ASCII配列にするのは大変だけど、アンダーバーなどを出せるようにするのは簡単だと思いますよ。
リンクからどぞ。
かげりさん、こんにちは。
私は韓国語Windows+ハングルキーボードで、
「窓遣いの憂鬱」を使ってハンチャ(漢字)
キーでATOKのオン・オフしています。
ハンチャキー、韓/英キーは駅前一等地にある
キー(非常に打ちやすいキー)なので
これを使わない手はないと思います。
sugiyamaさん、こんにちは。微ニ入ルソウルも拝見しています。
窓使いの憂鬱も試してみたのですが、これを日本語Windows+ハングルキーボードという組み合わせで起動すると、ハンチャキー、韓/英キーとも、「U-」つまり、キーが離されたことしか認識しなくなってしまいます。
僕の設定が悪いのかもしれませんが、どうもうまく動いてくれないので、今は猫まねきを使っています。うーむ。