「宮廷女官チャングムの誓い」DVD-BOX(日本版)と、「大長今」DVD-BOX(韓国版)。
この二つを見ていると、日本と韓国の性格が見えてくる。
このドラマは、全54話。DVD1枚に、3話ずつ収録されている。
日本版の「チャングムの誓い」は、きれいに「1-3話」、「4-6話」、「7-9話」と収録し、3枚9話分でひとつのBOXにまとめられている。現在は第3集、27話まで出ており、おそらく、第6集まで出るのだろう。付録の映像は控えめで、放送時、番組の最後に流していたマメ知識と、短めのインタビューが入っているくらいだ。
一方の韓国版「大長今」は、1BOX6枚組。5枚目までは日本と同様3話ずつ収録しているが、最後の1枚は本編が1話だけで、あとは特典映像が延々と収録されている。つまり、1BOXに収録されている本編は16話分で、第1集は1~16話、第2集は17~32話、第3集には33~48話が収録されている。
ここで、困ったことに気づく。「大長今」は全54話だったはず。そう、最終第4集には、本編はたったの6話分しか収録されていないのだ。
さすがに制作サイドもマズイと思ったのか、第4集にはMBCで放送されたスペシャル番組の映像がどんどこ収録され、なんとかDVD5枚組に仕立ててある。
絶対、このドラマが全何話あるのか忘れてたに違いない。朝のワイドショーの対談コーナーを延々2時間収録するヒマがあったら、ちょっとは頭を使ってほしい。
装飾(特典)は控えめに、必要なものだけを選んで贅肉を落とし、整然とまとめる日本。
装飾(特典)をどんどん施し、ボリュームたっぷり。サービス精神旺盛だが後先を考えない韓国。
そういうことなんだろうねえ。
9話分で1万5000円の値を付ける日本と、16話分で8万8000W、しかもリージョンオールの韓国、というのも。
コメント
仕事の関係で韓国の旅行社に、韓国から日本に来る修学旅行のことを聞いています。
昨日、ある高校の旅程を聞き、おったまげました。
福岡・長崎・大阪など行く場所は決まっているけど、アバウトなタイムスケジュールしかない。日本のように分刻みで時間割がされていないんです。500人もの団体なのに!?
なんとなく、チャングムのDVDの話読んでいたら「はは~ん、国民性の違いなのね」と実感しました。
おはようございます(^^)。
その話、逆に、韓国の人が聞いたら、「500人もの団体なのに、そんな分刻みで動けるわけがない」って思いそうですね。国民性の違いといえば、そうなのだと思います。
「チャングムの誓い」、NHK総合で見始めました。既にとてもおもしろくなりそうで楽しみです。かげりさんのおっしゃっているDVDを購入して一気に見たいですが、日本版は結構お高いですね(>_<)
TVで週に1度、54話見終わるのは一体いつになるんでしょうか・・・。
単純に考えても1年以上?
それを考えるとため息がでそう。
早くもソウルにある「大長今テーマパーク」に行ってみたい気分です♪
こんばんは。大長今テーマパーク、次回の訪韓で行ってきます。議政府にあるんですね。タルチュム(仮面劇)公演場の近くっぽいな……。
地上派は、たぶん来年いっぱいくらいやるんじゃないでしょうか。僕は、正味10日でがんばりましたけどね_| ̄|○
どうでもいいけど、水刺間수라간って、どうして「スラガン」じゃなくて、「スラッカン*(수라깐)」って発音になるんでしょうね?
ほんとですよね。
なんでスラッカンって読むんでしょう?
韓国語って「こう書いて、実はこう読む」みたいなのが多くて、私には本当に難しく感じます。
最初から文字と発音を一致させればいいのになーーと日本人の私は思いますが、読みやすく変化していった結果だったりするんでしょうか・・・。(謎)
書き忘れましたが、大長今テーマパークいかれるんですね!うらやましいです。
ぜひぜひまたどうだったか感想を聞かせてください(^0_0^)
BSでは後半の集中アンコール放送を12月12日からやるそうです。
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/chikai/index.html
28話から1日2本ずつオンエアするので、
例の倭寇の回(31話だっけ?)は13日の2本目、ですね。
1日2チャングムでも、かなり見ごたえありますよ。
前半の集中放送のときは、本放送のある木曜日ともなると
1日3チャングムというヘビーな日々……でも
それでも見続けさせてしまうパワーがこのドラマにはありました。
どーも。
正直、僕はイヨンエの演技がどうしても好きになれないんですが、大長今は、きっちり見るとやっぱり面白いですね。さすがに、1日6話見ると頭が緩くなってきますが。
個人的には、ヨンセンが主人公がいいなあ。
チェジョサングンママニム、たまには飲みましょうよ。
そうそう、きららさん、日本語にも、「は」とかいて「wa」と読んだり、「いっぽん、にほん、さんぼん」と「本」の読みが全部違うといった例があります。やっぱり言葉は生き物ですから、なかなかかっちりとは行かないみたいです。
> 僕はイヨンエの演技がどうしても好きになれない
あ、ひょっとしてまだ「春の日は過ぎ行く」を引きずっておられるのでしょうか……?
「クムジャさん」でのイ・ヨンエはどうなんでしょうね。
通りすがりですが・・・。
DVDへの収録は、ごく少数の人がやったことでしょう。そういう個別的な例だけから、
国民性のような一般論に持っていくのは、いくらなんでも無茶すぎますよ・・・。
関係者の単なる計算違いと見るだけでは説明のつかない、何か特別な事情があったり、
韓国の消費者が、韓国版の収録の仕方を、日本版の収録の仕方よりも(彼ら独特の
考え方から)好む事情があったりするんでしょうか?(そもそも消費者がどう考えるか
問題にされていないのはなぜですか? まあ、単に忘れてただけでしょうが。)
それとも、製作側は例のように収録し、消費者はそれを嫌がるのが、韓国の国民性
なんですか(笑)? 仮に、消費者が韓国版の収録を日本版の収録の仕方より
よく思わないなら、製作者も嫌がる人たちも、不手際だったと思うだけなのでは。
私は、筆者や追随者のように、すぐ国民性を云々したがる日本人をネット上で良く
見かけますが、それは日本人の国民性なんですかねえ(笑)
それから、「分刻みでスケジュールが組まれていない」ほうが、世界的に見れば
おそらく普通なのでは(少し前に、電車が遅れたとみなす時間の国際間比較が
話題になりましたね)。修学旅行のケースは、韓国の国民性を云々するケースでは
なくて、日本の(特異な)国民性を云々すべきケースかもしれませんよ。
少なくとも、日本のあり方が標準であるかのような書き方は、傲慢でしょう。
こんにちは。勘違いをしておられるようなので、指摘しておきます。
このエントリの趣旨を要約しますと、
「"ぴちっと整理して、かつ装飾はシンプルな日本と、あまり細かいことにはこだわらず、かつ派手な装飾を好む韓国"という、僕がこれまでに経験してきた国民性の違いが、ふたつのDVD-BOXに表れているような気がしておもしろかったです」
ということです。この例だけを見て、いきなり国民性を断じているのではありません。
それから、こけむすさんは、「日本人が韓国の国民性を論じる時、それはすべて韓国を悪く言い、日本の方が良いと断じているのだ」という先入観があるようです。僕も、コメントをつけてくださった方も、そういう視点には立っていません。軽い毒も入っていますが、あくまでユーモアの範ちゅうで、本気でそう思っているわけではないというのは読み取っていただける範囲です。
修学旅行の話題は、「今まで分刻みで決まっているのが当たり前だと思っていたので驚いた」という感想を率直に述べているのであって、良いとか悪いとかいう話ではありません。僕は、「アバウトなタイムスケジュールしかない」韓国のほうが、仕事では困ることが多いけど、気が楽でいいな、と思っているところもあるわけです。このエントリにしても、最後の1行は「日本はやたらと高い値段をつけてプレミアム感を出すけど、韓国はサービス精神にあふれているよね」という意味が込められています。
最近、韓流ブームの反動で韓国を茶化すブログや本が目立つことを、快く思っていらっしゃらないのだと察しますが、指摘するブログを間違えているようです。