明洞 ユートゥーゾーン閉店

 ソウルから国際電話。仕事を手伝ってもらっている、友人のganzanからだった。

「あのぉ、ユートゥーゾーンつぶれちゃってるんすけど……」

えええええっ

 ユートゥーゾーンといえば、ソウル最大の繁華街・明洞のど真ん中にあるショッピングセンターだ。規模は大きくないが、カルバン・クラインなどが入店しており、地元の人でけっこう賑わっていたのだが。

 写真を送ってもらった。

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 大変だ。例のガイドブックは、さっき最終的なチェック作業を終え、「これで印刷所にまわしてOK」という連絡をしたばかりなのだ。ユートゥーゾーンは、明洞を代表するランドマークなので、「明洞」「ソウル中心部」など、いくつもの地図に出てくる。すぐに追加訂正を入れなくては。本文で紹介していなくてよかった。Yes!AvaTar、明洞ミリオレなどに比べると地味な印象で、なんとなく嫌な予感がしていたのだ。思えばここ数年、サウナが入ったりカフェのミンドゥルレヨントが入ったりと、フロアの切り売りが進んでいた。苦しかったのだろう。

 ganzanによれば、明洞は、相変わらずやばいくらいに店が変わっているという。

「ほら、ユートゥーゾーンの向かいの××の右隣の店、なんでしたっけ。あの店もなくなりましたよ」

 知るかよ。ま、地図に載せたダンキンドーナツとかは大丈夫だろ?

「え、ダンキン?? いやあ、どうだったかなあ……それが、もしかして××になったんじゃなかったかな」

 えええ、あんな客入ってるダンキンがなくなるわけないだろう。

「えーとですね、ちゃんと見てたわけじゃないんですけど、他にも、○○が××になって、□□が△△になって……◇◇はどうだっけ?」

 ……もう、いい。ちょっと、ざっとチェックしてきて。ざっと。あんまり真面目にやると、多分大変なことになるから、ざっとね。

 韓国の町は、何の前触れもなくドンドン変わる。一生懸命足でチェックしても、本が出る頃にはかなりの店が変るのだ。いつも、どこで見切りをつけるかが問題になる。本来なら、もう目をつぶるタイミングなのだが、やっぱり見てしまうとねえ……。

 ガイドブックの地図に載ってる店がなくなっていても、あんまり怒らないでくださいね(^^)。

コメント

  1. きらら より:

    ミョンドンってそんなにお店の入れ替わりが激しいんですね。
    知りませんでした(@_@)
    ちなみにこの建物に入ったことがあるのをふと思い出しました。
    ミンドゥルレヨントでお茶をしたんですが、確かに他の階の売り場は閑古鳥が鳴いていた記憶があります。
    ガイドブック作成大変ですね。
    頑張ってくださいね。

  2. かんりにん より:

    きららさん、ありがとうございます。
    ミンドゥレヨントでお茶するなんて、通ですね。珈琲は、麦茶っぽくなかったですか?
    あそこは、メイドカフェファンにはたまらないところです。
    ガイドブック、がんがります。