はじめてのラグナロクオンライン

 毎日2kgもあるノートパソコンを持ち歩くのはつらいので、自宅用のPCを一台組み立てた。今年の春、メビウスがご臨終した後に作ったやつをそっくり流用したので、新たに購入したのは、ハードディスクとビデオカードだけ。1万円ちょっとで、めでたく必要十分なPCが完成した。仕事用のノートPCはとにかく安定志向だが、こちらはいろいろいじくって遊んでみよう。
 さて、せっかくPCができたので、珍しくヨドバシカメラのゲーム売り場を覗いてみた。ときどき売り場を眺めることはあるのだが、けっこうな値段がするし、自分のPCで満足に動かなかったらもったいないので、実際に購入することはほとんどない。だが、今日はなんとなくひとつのゲームが目に付いた。
 「はじめてのラグナロクオンライン」
 オンラインロールプレイングゲームらしい。
 となりの「ファイナルファンタジーオンラインXI」が8000円近い値段をつけているのに対し、こちらは2980円。もしかして、作ってみたは良いけどぜんぜん売れず、叩き売り状態なのかもしれない。
 そう思って、いったん立ち去りかけたのだが、ふと、メーカー名が目に入った。
 ガンホーGungHo
 ははあ、これ、韓国のゲームだ。GungHoは、궁호と書くのだろう。俄然興味を覚えて、パッケージを手に取ると、そこには、いかにも「コリアカワイイ」イラストが描かれていた。戦士がいて、魔法使いがいて、というあれだ。
 韓国にいる間は、ゲームにまったく興味がなくて、あれほど大流行(というより生活に定着)していたオンラインゲームも、ついに一度も手を出さなかった。それは、韓国の専門家としてよくないことかもしれない。韓国産オンラインゲームとはいかなるものか。そしてそのゲームは、日本でどのように受け入れられているのか。
 と、いうわけで、買ってみた。
 帰ってから調べてみると、実はこのゲーム、日本でもかなり人気があるらしい。60日間は追加料金なしでプレイでき、それ以降は1ヶ月1500円のサーバ利用料がかかるそうだ。2ヶ月で投げ出すか、10年ぶりにはまりまくるか。気が向いたら、レポしたい。
 ちなみにアルファベットから推測するに、ラグナロクは、ハングルで락나록と書くのかな。