鍾路と鐘閣

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▲動かぬ証拠?
 ガイドブックをはじめとする韓国本を作る上で、しょっちゅうひっかかるのが、チョンノ・チョンガクの「チョン」の漢字。
 「鍾」と書くが正しいのか、それとも「鐘」が正しいのか?
 眠いのでいきなり結論を言うと、「鍾路は “鍾”」、「鐘閣は”鐘”」を使う。
 地下鉄1号線鐘閣駅の真上に、普信閣(ポシンガク)という鐘楼がある。李氏朝鮮時代に、朝夕の時を知らせる鐘をならした鐘閣で、東大門や南大門は、この普信閣の音を合図に開門・閉門を行った。
 鐘閣とはまさにこの普信閣のことで、鍾路とは鐘閣がある通り、という意味だ。
 そんなわけで、かつては「鐘閣」「鐘路」と書いていた。それが、いつのまにか「チョンノ」には「かねへんに重い」の「鍾」という字を使うようになった。少なくとも、地下鉄駅の名前や地名表記は、そのようになっている。
 だからどうした、という話になりかかっているが、困るのは、韓国観光公社自身がこのことをよくわかっていないことだ。しょっちゅう、日本の編集部に「鐘路が正しいデス」という間違った指摘が来るらしい。日本の編集部としては、現地のネイティブからの指摘だから、そちらが正しいと思ってしまうのも無理もない。そのたびに、この写真を送って現地の実際の表記を説明するはめになる。
 ネイティブが言うからといって、鵜呑みにするのは危ない。とくに、韓国の人は自分の思いこみであっても強く断言することが多いので、注意が必要だ。よく見ると、ソウル市の公式サイトは、鐘閣を「鍾閣」と書いている。もう、わけがわからん。
 「鐘路」がいつ、どういう経緯で「鍾路」に変わったのかは、目下調査中。ご存じの方がいたら、教えてほしい。

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コメント

  1. grund1712 より:

    ちょっと調べてみたら二つとも"鐘"が使われてますね。^^