韓国のかき氷「パッピンス」

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▲J&Jのパッピンス。6000W也
夏だ。
日本は気の早い台風が暴れているようだが、ソウルは微妙に暑い毎日が続いている。
梨大前のJ&Jで、ライターの先輩であるTさんに会う。パッピンス始めたというので、昨日も食べたような気がするがつい注文してしまった。
パッピンスとは、直訳すると「氷あずき」。韓国式のかき氷で、氷にアイスクリームとあずき、そしてさまざまなフルーツがどっさり載っている。チェーン店のアイスベリーが有名だが、喫茶店でも食べられる。店ごとにけっこう内容が違い、ヨーグルトやカルピス(ではなく”クールピス”(笑))が入っていることも多い。
パッピンスの特徴は、その食べ方にある。日本のように、デコレーションを壊さないよう少しずつ崩して食べるなどということはせず、最初に全体が渾然一体となるまで徹底的に混ぜるのだ。アイスベリーなどのチェーン店では、グループでひとつ、巨大なパッピンスを注文し、ぐちゃぐちゃにかき混ぜてみんなでつつく。「混ぜる」「みんなでつつく」。これが、韓国の食文化なのだ。
アイスクリームと氷、そして小豆がまざり、適度に溶けたとき、至高の味が生まれる。
パッピンスは、韓国が生んだ偉大なスイーツだ。