冬のソナタのロケ地、ソウル中央高校

420.jpg
▲落ち着いた雰囲気の中央高校。入っていく人も日本人
昌徳宮の隣、北村洞にある中央高校を訪れた。ここは、今大人気の韓国ドラマ「冬のソナタ」に、春川第一高校として登場した学校だ。僕が通った高麗大学と創立者が同じで、今も高麗中央学園財団が運営している。戦後建てられた校舎は、どれも高麗大の校舎にそっくりだ。
周囲は李氏朝鮮時代に景福宮の役人など上流階級が住んだ高級住宅地。今も李氏朝鮮時代末期の住宅が数多く残っている。僕は以前からこのあたりの雰囲気が好きで、時間をみつけては散歩している。冬ソナで、春川の場面で突然見慣れた風景が出てきたときは、驚いたものだ。
さて、今日日曜日は、自由に学校の敷地内に入れる日だ。安国駅から10分ほど歩いて正門前に着き、早速ドラマと同じアングルで写真を撮る。日曜日のせいか路上駐車が多く、マイクロバスやらワンボックスがやたらと通るのでなかなか雰囲気がでない。
……と思ったら、そのマイクロバスやワンボックスが次々と正門前に停まった。中から降りてくるのは、日本人観光客とガイドだ。ガイドは、近所の人を捕まえ、ドラマの画像を見せてこれはどこにあるか、なんて訊いている。ここはすっかり日本人の定番観光地になっていた。
419.jpg
▲ドラマのシーンを再現。こんな光景があちこちで見られる
敷地内を歩いても、そこら中を日本人が歩いている。皆、ドラマのシーンと同じアングルで写真を撮ろうとしているのだ。撮影地を尋ねてきた50代くらいの夫婦が、「○×町のチュンサンとユジンです」と自己紹介したときはクラクラした。
その夫婦に、ドラマに登場した水飲み場の位置を紹介すると、話を聞きつけた別のグループが僕に話しかけてきた。放送室はどこか、チュンサンが歩いたルートは…… ピアノの教室は…… 写真撮ってください……。
結局1時間ほど、日本の皆さまのガイドを務め、僕としても日本人観光客の生の声という収穫を得た。
写真もとりあえず200枚ほど撮ったので、そろそろ帰ろうかと歩き出したときだ。すぐ脇の草むらに、気配を感じた。
……いるな。
おもむろに、300mm望遠レンズの用意をする僕。誰もいないベンチにレンズを向けた瞬間、その後ろから黒い物体が飛び出した。
421.jpg
▲出た!
422.jpg
……が、微妙にかわいくない。やっぱり、人々に愛されていないからだろう。

コメント

  1. きよみん より:

    かわいくないですね。これからは韓国の猫で我慢して下さい。

  2. かんりにん より:

    コメントはやっ

  3. naga より:

    うかつに近寄れないような目つきをしてる・・・。もっとかわいい子を紹介してクダサイナ。

  4. Cleansingtime より:

    春川という街

    今日は日朝首脳会談関連で、冬ソナの放送がなくなるようですね。ちょっと残念ですが、拉致問題が進展することを祈っています。さて、第1話を見直してみて、春川という街に…