小学館「朝鮮語辞典」

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小学館の「朝鮮語辞典」を買った。
日本で出版されている韓国語辞典の、最高峰とも言うべき辞書だ。実用的な例文が豊富で、発音記号が記載されているのも良い。
また、豊富なコラムが秀逸だ。単に「語句を引く辞書」を超えて、じっくり読みたくなる。「電話での表現」「台所・食器等に関する言葉」「オンドルの構造」「キムチの種類」…。巻末の発音解説、親族呼称、用言活用法、助詞の応用も、その辺の文法書を軽く凌駕する内容で、これを読み込むだけでかなりの実力向上が期待できる。
欠点は、耐久性に欠け、すぐページがばらけそうになるということと、値段の高さだ。価格は税込み8159円。キツかった。
ちなみに、今まで使っていたのは韓国金星出版社の「NewAce韓日辞典」。実は、小学館「朝鮮語辞典」の韓国版で、中身はほぼ同じ。値段が2500円程度と安く、例文などは全く同じだ。朝鮮語辞典が高価なので、わざわざ韓国旅行の際に買い求める韓国語学習者もいるらしい。ただ、韓国人向けに編集されたものなので、発音記号がなく、コラムや文法解説も大幅に割愛されている。学校に通っていた頃は、生の発音を聞けることもあってNewAceで十分と思っていたが、中級から上級になってくると、物足りない。仕事で翻訳をすることになったので、今回買い換えたという訳だ。やっと朝鮮語辞典を買ったという満足感から、出かけるときも持ち歩いてカフェで読んだりしている。重っ。