運の悪い男。

世の中、運の悪い男がいるものである。

聞いた話であるが、ある人は、生まれて初めてデジカメを買い、大喜びでタイへ旅行に出かけたら、初日にバスの中でデジカメを盗まれたそうである。彼曰く、「カメラのない旅というのも、斬新で良かった」そうである。負け惜しみのようにしか聞こえず、実に気の毒だ。

これも聞いた話であるが、会社をやめるにあたって、最後に奮発して購入した26万円のノートパソコンが、保証が切れた1週間後に故障したそうである。彼はそれまでPCの故障とはほとんど無縁で、延長保証に入っていなかった。あいにく液晶の故障で、交換すれば5万円以上かかるらしい。詳細な見積もりを取るだけでも1万円以上かかるので、修理を諦めているそうである。気の毒すぎて声もない。

あくまで聞いた話であるが、乏しい予算から奮発して買ったノートパソコンが、2週間でおかしくなった人もいるそうだ。もちろん、保証期間中ということで無償で修理できるが、その人はたまたまソウルに住んでおり、なかなか修理できなかったそうである。一時帰国の際にようやく修理したは良いが、一月後には同じ不具合が出て、またまた修理が必要になったとか。わざわざ国際電話でサポートに抗議したら、「海外での使用は保証外です。送料はご負担いただきます」とか言われてぶち切れたということだ。結局無償で直してもらったが、最近、今度はCD-Rドライブがお亡くなりになったと聞く。とくに無茶な使い方はしてないそうだが、その人からは何か毒電波のようなものが出ているのかもしれない。ご愁傷様である。

しつこいようだが聞いた話であるが、プリンタが壊れた人もいるらしい。もう何とでもなれというやつである。いや、聞いた話なのだが。

そんな僕、いや、えと、運の悪い人は最近仕事のために高級なデジカメを使っているそうである。人ごとではあるが、そのデジカメの無事を祈るや切。

コメント

  1. 320 より:

    うっすぅ~い サムギョプサルを食べながら、
    聞いたことのあるような話ですね。
    やっぱし、その気の毒な方は電波が出ておりますよ。
     ほら今すぐ白い布を被って、@_@