地下鉄延長運転

0002.jpg
↑ソウル地下鉄1号線。これは夕方の風景。
終電で、梨大前の事務所から安岩洞に帰ってきた。
地下鉄の終電は、午前0時。しかし、1年ほど前から平日に限り午前1時まで延長運転するようになった。
今まで、午前0時を過ぎると、タクシーをつかまえるのが大変だった。昼間はまずなくなったタクシーの相乗りも、この時間だけは堂々と行われる。繁華街では、道にタクシーをつかまえようとする人が鈴なりで、車が来るたびに、先客がいようがいまいが「漢南洞!」などと行き先を運転手に叫ぶ。そのタクシーが行こうとしている方向と合えば、目出度く乗せてもらえるというわけだ。
そんなわけで、地下鉄が延長運転されるようになったおかげで、家に帰るのも、タクシーをつかまえるのもずいぶん楽になった…はずなのだが、しかしこれが全然変わらない。まだ電車があっても、やっぱりみんなタクシーをつかまえに大通りに出るし、相乗りも当たり前だ。
何よりわからないのが、延長運転している地下鉄がガラガラだということ…。
あの、酒臭いおっさんやおねえちゃんで一杯の日本の終電からは、考えられないすきっぷりだ。
今日、僕が乗ってきた電車も、一両に5人くらいしか乗っていなかった。
どうも、みんな生活リズムを周囲に合わせて変えると言うことをしないようだ。韓国人、意外に保守的である。
ていうか、そもそも延長運転なんて週末にこそすべきだと思うのだが…。