お座敷東金号で忘年会

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今年のクリスマスは緊迫度を増す朝鮮半島情勢に鑑みて中止ということで、24日の夜はお座敷列車で忘年会。

毎年12月の指定日に運行されているという、両国発成東行きの「お座敷東金号」だ。運行区間がかなりシブイが、「忘年会を楽しみながら帰宅するお座敷ホームライナー」というコンセプトらしい。

発車は、今は使われていない両国駅3番ホーム。1982年まで、房総方面への急行列車が発着した由緒あるホームだ。

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両国駅の発車は19時30分だが、列車は18時10分すぎには入線しており、この時点から車内でくつろぐことができる。終着成東着は、21時11分だ。

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ホームには、おでんやらお酒やらの売店が出ていた。

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そういうわけで、発車前から乾杯。オオゼキタクさん、ヤスコーンさんをはじめ、総勢7人だ。タクさんは、この日ガーラ湯沢駅で、JR在来線の全線完乗を達成しており、そのお祝いでもある。

隣のテーブルに、どうも見たことのある人がいるなあと思ったら、中学時代からお世話になっている、種村直樹レイルウェイ・ライター友の会の知人グループだった。この列車で忘年会という発想が被るのはわかるが、よりにもよってこの日に、しかも6両編成の列車でまさか隣り合うとは。なんというさび……ご同慶の至りである。

19時30分、両国駅を発車。錦糸町や千葉などで停車するたびに、帰宅する通勤客の皆さんがのぞき込む。車内は宴が始まってすでに1時間以上が経過しており、かなり恥ずかしい状況だ。

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偶然出会った知人の一人、H谷さんは、「自宅で家族が待っているため」、両国駅の隣、錦糸町駅で早くも下車……のはずが、靴を間違えて千葉まで運ばれることに。

列車は外房線に入り、大網から東金線を経由して成東へ。飲んだくれているうちにあっという間に到着してしまった。

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普通列車ということで、乗車券+グリーン料金950円だけで乗れる、実にお得なお座敷列車だった。今年はこの日で運行終了。来年も運行されますように。