土曜日、直江津まで遠征して、くびきレールパークを訪れてきた。
1971(昭和46)年に全線が廃止された軽便鉄道、頸城鉄道の百間町駅跡に保存されている車両たちの公開イベントだ。
旧百間町駅跡にある
廃止後、頸城鉄道の車両たちは長い間兵庫県の山中で篤志家によって保管されてきた。
2004年に、33年ぶりに里帰りを果たした車両たちは、地元NPO「くびきのお宝のこす会」や全国のボランティアスタッフの手によって整備が進められ、順次動態復活を果たしている。
昨年動態復活したホジ6内燃動車。
以来、毎年夏期に定期公開を行っているが、この週末は模擬店も出ての本格的なお祭りだ。越後湯沢駅の駅弁として知られていた、「くびきの押し寿司」も販売していた。
駅弁としての販売を終了した「くびきの押し寿司」
首都圏からのアクセスが難しいこともあり、会場に鉄道ファンの姿は必ずしも多くない。その代わり、地元の親子連れやおじいちゃんおばあちゃんの姿が多く見られた。
路線廃止後は西武山口線で活躍した2号機関車
この地方では、小学校の社会科見学で必ずくびき野レールパークを訪れるそうだ。
この町の子供たちは、今でも一人残らず、42年前に消えた軽便鉄道のことを知っている。
なかなか、すごいことだ。
お餅のふるまいも